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静岡ブルーレヴズが8位に浮上 地元でブラックラムズ東京に快勝

2022.04.09

3トライを挙げプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたブルーレヴズのクワッガ・スミス(撮影:早浪章弘)


 プレーオフ進出へのわずかな望みを残し、黒星を重ねれば入替戦に回る可能性もある静岡ブルーレヴズとリコーブラックラムズ東京が4月9日、静岡・ヤマハスタジアムで対戦し、ブルーレヴズが45-19でリーグワン4勝目をつかみ、ブラックラムズを抜いて8位に浮上した。

 静岡ブルーレヴズは前半7分、ドライビングモールから持ち出したNO8クワッガ・スミスが先制トライを挙げると、11分には相手のパスが乱れてこぼれ球を拾ったWTBキーガン・ファリアが約80メートル独走し、追加点となった。さらに26分にも攻め込み、SOサム・グリーンのキックパスからWTBマロ・ツイタマのトライが生まれた。

ブラックラムズの古賀由教が好走でトライを狙うも、ギリギリで阻むブルーレヴズ(撮影:早浪章弘)

 一方のブラックラムズ東京は30分、切り込んだLOマイケル・ストーバーグからFL湯川純平、SOアイザック・ルーカスとつないでトライを奪い返す。

 しかし、その後イエローカードを提示されながらも数的不利な時間帯を踏ん張った静岡ブルーレヴズは、17-7で迎えた44分(後半4分)、敵陣深くで相手がラインアウトを乱してチャンスとなり、PR河田和大がインゴールに突っ込み、リードを広げた。

 その後、ブラックラムズ東京がWTB古賀由教のデビュー戦トライなどで10点差に詰めたものの、静岡ブルーレヴズは66分、ゴール前のスクラムから、NO8スミスがサイドアタックで抜け、貴重な追加点を獲得。南アフリカ代表でもあるスミスは74分にもPR岡本慎太郎がインターセプトからのビッグゲインで作ったチャンスをトライにつなげ、勝利を引き寄せた。

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