リーグワン・ディビジョン1は異なるカンファレンス同士で争う交流戦が終わり、いよいよ終盤戦。
今週末からは、再び同じカンファレンス内での戦いが始まる。
ディビジョン1のプレーオフに進出できるのは、上位4チームのみだ。プレーオフは準決勝(1位vs4位、2位vs3位)→決勝の流れで、リーグワン初代王者が決まる(3決あり、日程はすべて未定)。
交流戦を終えた第11節までの結果を見る限りでは、プレーオフ進出をかけた”4枠目”の争いが混戦模様。現時点での勝ち点、試合内容から「3強+1チーム」という構図が見えてくる。
勝ち点46で現在首位は東京サンゴリアス。クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの首位攻防を制し、埼玉ワイルドナイツ戦での1敗を守っている。
サンゴリアス戦と序盤のコベルコ神戸スティーラーズ戦を落としたスピアーズが、勝ち点44で2位。コロナによる2試合の不戦勝を除けば全勝のワイルドナイツが、勝ち点40で3位につける。
そして、4位の横浜キヤノンイーグルスは勝ち点32。3位・ワイルドナイツとの勝ち点差が「8」とやや広がるから、この4枠目争いが激戦必至なのだ。
さらに5位には、10節でイーグルスとの直接対決に敗れたトヨタヴェルブリッツが同じ勝ち点(32)で並ぶ。そして6位の東芝ブレイブルーパス東京が、勝ち点29とわずか3差で背中を追う。
7位のスティーラーズは勝ち点21で、6位・ブレイブルーパスとの勝ち点差が「8」、4位・イーグルスとは「11」とかなり広がるため、4位~6位までの3チームがプレーオフ最後の1枠を懸けた、手に汗握る終盤戦を過ごすだろう。
さらに、この3チームそれぞれのこれからの対戦カードを見ると、より状況が見えてくる。一番多く難関を抱えているのは、4位のイーグルスか。
唯一カンファレンスAのイーグルスは、上位チームとの対戦を2つ残している。加えて2位・スピアーズとは終盤戦の1試合目(第12節・4月9日)、いきなりの激突だ。そして3位・埼玉ワイルドナイツ戦を2節後の第14節に控えている。
さらに、下位に位置するがタレント揃いのシャイニングアークス東京ベイ浦安戦が第13節、ルカニョ・アム、ベン・スミスと大型補強のスティーラーズ戦も第15節にある。気の抜けない試合が続く。
一方、カンファレンスB・2チーム(ヴェルブリッツ、ブレイブルーパス)は、上位チームとの対戦がサンゴリアス戦のみ。両チームとも、前半戦では下位チームとの対戦を、不戦勝含め1試合も落としていない。
第12節(4月10日)で早速ぶつかる直接対決が、節目の試合となりそうだ。前半戦での対決は、33-23でヴェルブリッツに軍配が上がっている。
ただ残す下位チームとの対戦も油断はできない。試合ごとに調子を上げている静岡ブルーレヴズや、前半戦はヴェルブリッツに4点差まで迫ったブラックラムズ東京(23-19)は脅威だ。
いずれにしても、3チームとも今週末の試合がプレーオフ進出に向けて、大きな山場となることは間違いないだろう。4枠目を勝ち取るのはどこか。
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Q1 D1のプレーオフに進む4チーム
Q2 新人王
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