新型コロナウイルス感染症の影響による不戦勝はあったものの、リーグワン実戦未勝利同士だったNTTドコモレッドハリケーンズ大阪とNECグリーンロケッツ東葛が3月19日に大阪・ヤンマースタジアム長居で激突し、15-10でレッドハリケーンズが競り勝った。
今季終了後にNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安とチームを再編成することが3日前に発表され、ファンを動揺させたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪だが、地元で今季実戦初勝利をつかみ、笑顔となった。
相手にペナルティゴール(PG)で先制されたものの、レッドハリケーンズは前半17分、敵陣深くに入ってトライを狙いに行き、FWが束になってゴールラインを割り、逆転した。
一方、グリーンロケッツも勝利に対してハングリーで、31分、古巣相手に意気込むFBトム・マーシャルのキックチャージからチャンスとなり、リサイクル後、空いたスペースにマーシャルがキックを放ってインゴールにこぼれたボールをWTB後藤輝也が押さえ、ゲームをひっくり返した。
しかし、3点ビハインドで折り返したレッドハリケーンズは45分(後半5分)、FL李智栄が相手キックをチャージし、インゴールに転がったボールをNO8タイラー・ポールが押さえて再逆転となった。62分にはSO川向瑛がPGで貴重な3点を追加。
レッドハリケーンズはその後、ディフェンスで踏ん張り、最後は後半途中から出場で奮闘したNO8ナエアタ ルイの強烈なタックル後、相手にプレッシャーをかけて反則を引き出し、歓喜となった。