NTTジャパンラグビーリーグワン2022のディビジョン1は第10節に入り、東京・秩父宮ラグビー場で3月18日、4位の横浜キヤノンイーグルスと5位のトヨタヴェルブリッツが対戦。横浜キヤノンイーグルスが後半に逆転し、20-9で制した。
プレーオフスポット(トップ4)を争う6勝3敗同士の対戦。
雨が降る難しいコンディションのなか、先制したのはトヨタヴェルブリッツだった。前半23分、主将のNO8姫野和樹がブレイクダウンで奮闘して相手の反則を引き出し、SOライオネル・クロニエがペナルティゴール(PG)を決めた。
クロニエは29分と33分にもショット成功で貴重な追加点を獲得。
対する横浜キヤノンイーグルスも36分にFBエスピー・マレーがPGでスコアボードを動かし、3-9として前半を終えた。
そして、6点差に詰めた横浜キヤノンイーグルスは後半早々、敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押し切り、ゲームキャプテンを務めたHO庭井祐輔がこの試合最初のトライを挙げる。マレーがコンバージョンを決め、逆転した。さらに、55分(後半15分)にはFWがスクラムで奮闘してPGチャンスをつかみ、マレーがショットで3点を追加した。
62分には、危険なプレーをしたトヨタヴェルブリッツの選手にレッドカードを提示され、一発退場。ヴェルブリッツは残り時間を14人で戦うことになった。
数的有利となった横浜キヤノンイーグルスは74分にも攻め込み、FWのパワープレーでPR松岡将大がインゴールにねじ込んで点差を広げた。
トヨタヴェルブリッツは試合終了間際にゴールに迫ったものの、横浜キヤノンイーグルスは堅守でトライをさせず、7点差以内の敗戦で負けチームに与えられるボーナスポイントも許さなかった。