ラグビーリパブリック

NTTの2チームが今季後に再編成。優勝めざすグループのシンボルチームと、社員選手チームに

2022.03.16

 日本電信電話株式会社(以下、NTT)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は3月16日、2022年7月を目途として、ラグビー関連の新事業会社を3社合同で立ち上げると発表した。

 現在、NTTジャパンラグビーリーグワン2022に参戦中のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)とNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(以下、SA浦安)は、今シーズン終了後にチームの再編成をおこなう予定。

 リリースによれば、2022年1月に実施したドコモによるNTT Comの子会社化を契機として、両社が保有するラグビーチームと運営のあり方を検討してきたという。

 RH大阪とSA浦安は、新事業会社が運営するチームとドコモが運営するチームに再編成をおこなうことになり、新事業会社(2022年7月1日から事業開始予定)が運営するチームは、「NTTグループのシンボルチーム」として継続的に勝利し、優勝をめざせるチームを組成し、NTTグループと地域の双方から愛される事業性のあるチームをめざす。ホストエリアは千葉県浦安市・東京都江東区及び周辺地域(予定)。
 ドコモが運営するチームは、ドコモとNTT Com両社の新たなシンボルチームとして「社員選手等で構成されたチーム」を組成し、アスリートが持つ多面的な価値を地域や社会へ還元するチームをめざす。ホストエリアは大阪府大阪市。

 チームの再編成について申請を受けた一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンは、新事業運営会社は既存チーム(SA浦安)を引き継ぐ会員として認め、帰属するチームのジャパンラグビーリーグワンの次シーズンからの参加を認めることを決定。NTTドコモが運営するチームは、チームの運営方針が変更されるため、チームからの申し出に基づき再審査を実施する予定とのこと。

 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンの東海林一専務理事は、「チームの再編成についての申請を受け、リーグワンはこの方針を認めることと致しました。両チームは再編を経て、引き続き、それぞれが特色を発揮し、地域に根差し、ファンの皆様にラグビーの素晴らしさを示し続けてくれるものと期待します。リーグワンは、一定の基準の中に、多様なチームの在り方を包摂し、チームと共にファンの皆様に素晴らしいラグビーをお届けします。今後も引き続きファンの皆様からのチーム・選手へのサポートをよろしくお願い申し上げます」とコメントした。

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