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横浜キヤノンイーグルスが4位に浮上 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪は低迷続く

2022.03.12

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたイーグルスのコーバス・ファンダイク(撮影:松本かおり)


 横浜キヤノンイーグルスがジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1で4位に浮上した。
 3月12日に東京・秩父宮ラグビー場でNTTドコモレッドハリケーンズ大阪と対戦し、49-24で勝利。トライ量産によるボーナスポイントも獲得して総勝点を28に伸ばし、同じ日に別会場で敗れたトヨタヴェルブリッツと6勝3敗で並んで勝点が1ポイント上回り、順位が入れ替わった。
 12チーム中、暫定11位のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪は、2勝7敗(総勝点10)となった。

 序盤から押し気味にゲームを進めたイーグルスは、前半7分、ゴールに迫ってFLコーバス・ファンダイクがピック&ゴーでインゴールにねじ込み、先制した。

 ファンダイクは、リスタート後には走りでチャンスをつくり、ボールをもらったスピードスターのWTB松井千士がゴールへ駆け抜け、追加点となった。

 一方、今季実戦初勝利を目指すレッドハリケーンズは32分、バックスも加わってのドライビングモールでゴールに迫ると、NO8ナエアタ ルイが突っ込んで5点を奪い返した。

 しかし、イーグルスは40分、スクラムからの攻撃が決まって流れを引き戻す。敵陣22メートルライン手前のスクラムからバックスに展開し、ハーフ団のループとCTB2人のおとり役も機能して、鋭角に走り込んできたWTBヴィリアメ・タカヤワが突破、パスをもらったFBエスピー・マレーがフィニッシャーとなり、21-5で折り返した。

 後半早々にも追加点を挙げてリードを広げたイーグルスに対し、レッドハリケーンズは47分(後半7分)、ゴールに迫り、パワープレーでNO8ナエアタがトライを決めた。さらに、57分にはハイパント後のルーズボールを確保したLOタイラー・ポールがゴールへ走り切り、コンバージョンも連続成功で9点差に詰めた。

 しかし、イーグルスは67分、FWがスクラムで奮闘して敵陣深くのラインアウトへと移り、モールで押し切り貴重な追加点を獲得。

 粘るレッドハリケーンズは、71分にSO川向瑛のキックパスからFB吉澤太一のトライが生まれたが、イーグルスは終盤にも得点を重ね、最後はLOサウマキ アマナキがチーム7トライ目を挙げ、トライ数で相手に3本差をつけ、ボーナスポイント獲得となった。

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