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コベルコ神戸スティーラーズがブラックラムズ東京に快勝 リーグワン後半戦へ弾みをつける

2022.03.12

ブラックラムズのディフェンスを破ろうとするスティーラーズの今村陽良(撮影:平本芳臣)


 ジャパンラグビーリーグワン2022のディビジョン1で9位からの巻き返しを図るコベルコ神戸スティーラーズが、地元でおこなわれたリーグ後半戦最初の試合で快勝した。3月12日に兵庫・神戸ユニバー記念競技場で7位のリコーブラックラムズ東京と対戦し、計8トライを挙げて56-21で勝点5を獲得した。

 両チームともこれで、3勝6敗(総勝点16)となった。

 コベルコ神戸スティーラーズは序盤からペースをつかんだ。
 前半10分にラインアウトからのドライビングモールで先制すると、17分にはWTB山下楽平がキックしたボールをCTBリチャード・バックマンが追ってトライゲッターとなった。

 14点ビハインドとなったブラックラムズ東京は23分、敵陣22メートルライン内のスクラムから攻め、CTBジョー・トマネがディフェンス裏に蹴ったボールをCTB池田悠希が確保してゴールラインを割り、コンバージョンも決まって7点を奪い返した。

 しかし、コベルコ神戸スティーラーズは29分、ゴール前のスクラムからボールを動かし、CTB李承信との連係プレーでSOアーロン・クルーデンが抜け、トライ。35分には連続攻撃をCTBバックマンがフィニッシュした。さらに、40分には司令塔のクルーデンからフラットパスをもらったWTB山下が左外を抜け、サポートについていたクルーデンにつなぎ、3連続トライとなった。

 35-7で折り返したコベルコ神戸スティーラーズは後半も勢いは止まらず、54分(後半14分)にはラインアウトスチールから攻め込み、CTBラファエレ ティモシーが力強く突進してPR中島イシレリにつなぎ、追加点を挙げた。

 大差をつけられたブラックラムズ東京は、63分と66分にSOアイザック・ルーカスが好走で連続トライを決めたが、コベルコ神戸スティーラーズは73分にゴールに迫ってLO小瀧尚弘が得点。ホーンが鳴ったあとは、FL橋本皓のタックルからターンオーバーして最後のアタックを仕掛け、ゲームキャプテンを務めた李のキックパスからWTBアタアタ・モエアキオラがフィニッシャーとなり、次戦にもつなげる勝利となった。

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