ラグビーリパブリック

キレあるサイドアタック。飛び級で話題の川久保瑛斗、高校日本代表候補戦へ。

2022.03.06

花園の大舞台で活躍した長崎北陽台高校のSH川久保瑛斗(撮影:松本かおり)


 飛び級で話題の18歳。密集の脇を小気味よく駆ける。

 川久保瑛斗は、長崎北陽台高3年にして20歳以下日本代表の候補にリストアップされた。身長160センチ、体重66キロと小柄も、攻撃の起点のSHとして強いパスと鋭いサイドアタックを披露する。特に接点の真横へ仕掛ける際は、スピードに乗って追っ手を振り切る。

「(飛び級選出は)うれしい反面、プレッシャーがかかるところもあります。自分がU20であることを、しっかり見せたいと思っています」

 こう述べたのは、今年度の全国高校ラグビー大会の期間中だ。東大阪市花園ラグビー場を舞台に、チームは3年ぶりの8強入りを果たす。

「3年間、花園でプレーして、いい経験ができました。いい仲間とプレーできたことに誇りを持っています。自分の持ち味であるテンポ、仕掛ける(べき)ところで仕掛けるところ、FWを活かしてBKにつなぐところ…それを大学でも磨いていきたいです。自分の弱点であるコンタクト面(を克服して)、ピンポイントで投げられるパス、テンポの上げ方などを意識して練習していきます。(将来は)ジャパンに入って、世界で戦えるようになりたいです」
 
 3月7日には、静岡・エコパスタジアムに登場予定だ。2021年度高校日本代表候補のエキシビションマッチである「U19 Red Blossoms vs. U19 Blue Blossoms」に「U19 Blue Blossoms」の一員として参加する。両軍合わせて計4名のSH勢にあって、違いを示せるか。

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