東京・武蔵野陸上競技場で3月6日、ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン2の日野レッドドルフィンズ×三重ホンダヒート戦(第6節)がおこなわれ、三重ホンダヒートが20-19で競り勝った。
3位の三重ホンダヒートはこれで4勝2敗。4位の日野レッドドルフィンズは開幕2連勝後、4連敗となった。
前半は両チームともミスが多く、なかなか波に乗れなかったが、三重ホンダヒートは14分、敵陣深くに入ってフェイズを重ね、WTB藤崎眞樹がディフェンダーをかわして先制トライを挙げた。対する日野レッドドルフィンズは18分、WTBチャンス・ペニーのビッグゲインで敵陣深くに入り、つないで、連続攻撃をWTBジョセファ・リリダムがフィニッシュ。
コンバージョンとペナルティゴール(PG)でも加点した三重ホンダヒートが10-5とリードして折り返した。
後半、先に得点したのはホストチームの日野レッドドルフィンズで、54分(後半14分)、ラインアウトからモールで押し切り、同点。FB東郷太朗丸がコンバージョンを決め、勝ち越した。
しかし、まもなく日野レッドドルフィンズに反則があり、三重ホンダヒートがSOジョノ・ランスのPGで再びリードを奪う。
ランスは61分には走りで魅せ、ディフェンスを破りトライ。ゴールキックも決め、20-12とした。
それでもゲームはスムーズには終わらず、72分、危険なタックルをした三重ホンダヒートの選手にイエローカードが提示され、流れは変わった。
直後、数的有利となった日野レッドドルフィンズは敵陣22メートルライン内、中央でのスクラムから攻め、東郷が走り込んでトライ。自らコンバージョンを決め、1点差に詰めた。
逆転を狙う日野レッドドルフィンズ。しかし、ホーンが鳴ったあとのラストアタックでは17フェイズ重ねたものの、三重ホンダヒートが辛抱強くディフェンスし、最後は落球でノーサイドとなった。