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連敗中の日野レッドドルフィンズが反撃へ。堀江恭佑主将が語る後半戦に向けてやるべきこと。

2022.03.06

HO木津武士(写真中央)やFL堀江恭佑(写真左後ろ)ら経験値の高い選手が多い日野レッドドルフィンズ(撮影:山口高明)

「連敗が続いてますけど、こういうときのチームの態度や取り組む姿勢が僕らにとってはすごく大事。しっかりと踏ん張って次の第2ラウンド(後半戦)に向けて頑張りたい」

 2月19日、日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)はディビジョン2の首位を走る三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)と戦い、7-33で敗れた。
 特に前半は相手SOの石田一貴のキックに翻弄され、ほとんどの時間を自陣での攻防に終始。HO木津武士が「前半はほぼ攻めてたか、というくらい陣取り合戦で負けていた」と実感を語るほどだった。
「敵陣にいけばうちのFWも自信があるけど、それをさせてもらえなかった」(木津)

 事実、前半に敵陣22㍍内に入れたのは一度だけだ。そのひとつも自分たちのアタックではなく、相手のパスミスをCTB川井太貴が好セーブしたものだった(その後、懸命なタックルに遭いスコアはならず)。

 後半も相模原優位の流れを変え切れず、奪ったトライはモールでの1本のみ。完敗に終わり、三重ホンダヒート戦、花園近鉄ライナーズ戦に続き3連敗を喫した。

 冒頭の言葉はFL堀江恭佑主将が試合後、連敗中のチームに求めたコメントだ。
「こういうときのチームの態度や取り組む姿勢がすごく大事」

 そしてこう続けた。
「基本的に日野のグラウンドで練習してることがすべてだと思います。これまで戦ってきた中で、どういうところが良かったのか、良くなかったのか、自分たちがどういう時に良いプレーができるのか、そうした場面をどう増やすのか…。メンバー全員がしっかりそれを理解する。日野でやっていることが本当に試合に出る。だから毎日をハードに、大事に過ごしていきたい」

 堀江はヤマハ発動機時代の日本一を知る(2014年度日本選手権)。2017年からは2季、同チームのキャプテンも務めた。代表キャップ3を持つ31歳は、2019年にトップリーグに昇格したばかりの日野に移籍。オーガスティン・プルとの共同主将体制は2季目になった。スキッパーとして進むべき道を知っている。

「うまくいかないときに、自分たちがどこに立ち返るべきか。そういうものがあるべきですし、チームがどんな状況でも信じるものに戻る。それでひとつになることが大事。今日みたいに陣地が取れないと難しいですが、僕らには良いセットプレーがあります。敵陣に入ってそれを出していきたいです」

 全チームが入替戦に進むディビジョン2は、上位3チームがディビジョン1と、下位3チームはディビジョン3と争う。現在4位の日野RDとしてはこれ以上負けを重ねるわけにはいかない。
 後半戦は3月6日。3位の三重ホンダヒートとの大一番から始まる。

*武蔵野陸上競技場、12時キックオフ

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