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埼玉パナソニックワイルドナイツが6連勝 敵地でNTTドコモレッドハリケーンズ大阪を圧倒

2022.03.05

オフロードでつなごうとする埼玉ワイルドナイツのPRクレイグ・ミラー(撮影:平本芳臣)


 2021年の日本一チームである埼玉パナソニックワイルドナイツは、今年新しく始まったジャパンラグビーリーグワンでは、新型コロナウイルス感染症の影響により開幕から2試合連続不戦敗となっていたが、第3節から王者の底力を見せ、6連勝。3月5日には大阪・ヤンマースタジアム長居でNTTドコモレッドハリケーンズ大阪を66-10と圧倒した。

 序盤に両チームともペナルティゴールでスコアボードを動かし、3-3で迎えた前半10分、ワイルドナイツは連続攻撃からSO松田力也がディフェンスを破り、最初のトライを決めた。22分にはモールでゴールに迫り、HO坂手淳史が持ち出してタックラーを仰向けにし、得点。敵陣でプレーする時間が多かったワイルドナイツは、29分にはドライビングモールで取り切り、リードを広げた。

 堅守も武器とするワイルドナイツに対し、レッドハリケーンズは34分、ハイパントのボール確保から攻め込み、テンポよくリサイクル、SO川向瑛がキックパスを放ってWTBラリー・スルンガが捕球し、右隅にトライを奪い返した。

 しかし、ワイルドナイツは38分、13-8-9-11-8と巧みにパスを回し、NO8ジャック・コーネルセンが鮮やかな連係プレーを完成させ、流れを引き戻す。

 後半に入ってもワイルドナイツの勢いは止まらず、49分(後半9分)にはWTB竹山晃暉がハーフウェイから切り込んで、FB山沢拓也、CTBディラン・ライリーとつなぎ、点差を拡大。53分にはブレイクダウンでターンオーバー後、山沢が突破して竹山のスコアをアシストし、その後も3トライ追加で大差をつけた。

 意地を見せたいレッドハリケーンズは試合終了間際にゴールに迫ったが、ワイルドナイツは二度とトライを許さなかった。

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