夕暮れの中での熱戦を記憶に刻んでいる人たちは多いだろう。
試合前後のスタジアム周辺と熊本市内の賑わいも祭典ならでは、だった。
2019年のワールドカップでおこなわれたトンガ×フランス(21-23)は好ゲームだった。
日本代表のレジェンドで、日本とトンガの架け橋になったラトゥ ウィリアム志南利さんは当時、プレイベントのために何度も熊本を訪れた。トークショーにも参加した。
トンガの音楽専門学校の生徒たちが、ラグビースクールの子どもたちとシピタウを踊ってくれた。
当時のトンガ王国大使館特命全権大使の方は、2016年の熊本地震の際に災害ボランティアとして活動されていたそうだ。
そんな縁もあって熊本県ラグビー協会は、海底火山の大噴火で被災したトンガの人たちのことが心配でたまらない。
募金活動を通して支援することを決めた。
口座開設にあたり、肥後銀行と肥後銀行ラグビー部の協力も得た。肥後銀行の窓口より振り込まれる場合は、振込手数料がかからない。
集まった募金は在日トンガ大使館を通じて寄付される。
トンガ王国の友人たちに、一日も早く日常が戻りますように。ラグビーや音楽、笑顔が戻りますように。