2月13日、鈴鹿の三重交通Gでリーグワン・D2のゲームが行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)が三重ホンダヒート(三重H)を22-13で破った。
序盤、攻撃時間を作ったのは相模原DBだったが、フィジカルを前面に押し出していく三重Hの接点の強さには押され気味、「思ったような展開に持ち込めなかった」(相模原DB安江祥光ゲームキャプテン)。
開始2分でPGを決めるも、三重Hにゴール前に踏み込まれ、圧力を受けたスクラムからNO8ヴィリアミ ・アフ・カウポウリに単独で持ち込まれ失トライ。前半22分、相模原DB 3-5三重Hに。相模原BDは36分に自陣から50/22のキックを敵陣に突き刺す。これを起点に、ラインアウトモールからトライを一つ奪って(40分、G成功)、相模原DB 10-5三重Hでハーフタイムを迎えた。
後半も、両チームは接点、空中戦、モール、スクラムと各局面で渡り合った。後半4分、相模原DBはディフェンスからトライを奪って17-5に差を広げた。三重Hにとって痛かったのは、この後の時間帯につかんだ敵陣22㍍でのラインアウトを取りきれず攻撃を寸断されてしまったこと。後半18分にはPGで3点追加もできただけに、得点機を逃したのは大きい。9点差で最後の20分へ。
そして、勝負の時間帯に元気が出たのは相模原DBだった。
自陣スクラムで相手を押し込みペナルティーキックを勝ち取り、個々のタックルでも前に出た。後半29分、ラインアタックのキックから、こぼれた球を押さえて、FBアライアサ 空ローランドがゴールラインを越え、相模原DB 22-8三重Hとして大勢を決めた。その後、三重Hは、ゴール近くでラインアウトモールのチャンスを2度つかんで前進するなど、攻勢の時間帯を作って1トライを返すが22-13でノーサイドとなった。
相模原DBグレッグ・クーパー監督は試合後、「規律の面で課題は残るが、アタックとディフェンスのバランスにおいてレベルが上がっている」と選手たちを称えた。
相模原DBは4戦目で初めてのこれまで花園L(旧近鉄)、SA広島(旧マツダ)、釜石SWと3戦全勝で迎えた4節だった。勝ち点では、同じく4試合を終えた花園L(勝ち点15)を上回り1位(勝ち点18)となった。三重Hは勝ち点9で4位に。