清水建設江東ブルーシャークスが、昨シーズンまで国内最高峰リーグにいた宗像サニックスブルースを倒した。
今年から新しくスタートしたジャパンラグビー「リーグワン」でディビジョン3に属する両チームは、2月12日に東京・江東区夢の島競技場で対戦。前半から競っていた清水建設江東ブルーシャークスは後半に逆転し、26-19で歓喜となった。
前半は両チームともペナルティゴールで得点。
9-12で折り返した清水建設江東ブルーシャークスは、後半早々、敵陣深くに入ってフェイズを重ね、CTBディック・ウィルソンが軽快なフットワークとパワーでディフェンスを破り、最初のトライを挙げ逆転した。その後、FBコンラッド・バンワイクがゴールキックで加点。
7点ビハインドとなった宗像サニックスブルースは62分(後半22分)、ゴール前中央でPKを得ると、ショットを狙わずタップから攻め、主将のFB屋宜ベンジャミンレイから長いパスを右外でもらったWTB八文字雅和がトライを奪い返し、後半途中から出場のSO田代宙士がコンバージョンを決め、19-19の同点に追いついた。
しかし、清水建設江東ブルーシャークスは67分、敵陣でフェイズを重ねてSOオルビン・レジャーが力強い走りでゴールに持ち込み、勝ち越す。コンバージョンも成功で、再び7点リードを奪った。
前トップリーグチームとしての意地がある宗像サニックスブルースは、ラスト約10分間のほとんどを敵陣深くで攻め続けたが、清水建設江東ブルーシャークスは懸命のディフェンスでトライを許さなかった。そして、80分経過を知らせるホーンが鳴ったあとも宗像サニックスブルースが怒涛の攻撃を繰り返したが、清水建設江東ブルーシャークスはブレイクダウンでターンオーバーし、歴史的な勝利となった。
清水建設江東ブルーシャークスはこれで、新型コロナウイルス感染症の影響による不戦勝を含め3勝1敗。宗像サニックスブルースは不戦敗を含め2勝2敗となった。