東京サントリーサンゴリアスが「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」（ディビジョン1）で、第3節の不戦勝を含め、開幕から5連勝だ。2月6日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムでNTTドコモレッドハリケーンズ大阪と対戦し、22－3で勝点5を獲得した。
一方、地元ファンの前でリーグワン初勝利を目指したレッドハリケーンズは、首位チーム相手に果敢に挑み健闘したが、これで5連敗となった（新型コロナウイルス感染症の影響による不戦敗を含む）。
サンゴリアスは序盤に攻め込み先制した。前半3分、ドライビングモールでゴールに迫ったあとボールを動かし、CTBサム・ケレビが切り込み、オフロードでSOジョシュア・スタンダーにつなぎトライが生まれた。
その後、レッドハリケーンズがSO川向瑛のペナルティゴール（PG）で3点を奪い返したが、サンゴリアスは16分、オーストラリア代表でもあるケレビの中央突破からチャンスとなり、サポートしたSH齋藤直人がフィニッシュ。27分にはスタンダーがPGで加点し、17－3で折り返した。
対するレッドハリケーンズは、この日デビューとなったFL安田司などがブレイクダウンで奮闘し、ランナーでは今季新加入のFB吉澤太一らが躍動。しかし、何度も攻め込んだが、サンゴリアスのディフェンスは堅く、トライを奪うことはできなかった。
レッドハリケーンズの健闘に加え、ハンドリングエラーを多発するなど攻撃力を爆発させることはなかったサンゴリアスだが、68分には、後半途中から出場しSOに入っていたニュージーランド代表のダミアン・マッケンジーがブレイクスルーでチャンスを作り、ここでもサポートについていたSH齋藤がトライを決め、きっちりボーナスポイントも獲得している。