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男子セブンズ日本代表がウェールズに勝利 福士萌起は約90メートルランのスーパートライ

2022.01.30

ウェールズ戦のラストに約90メートルの好走でトライを決めた福士萌起 © JRFU


 スペインのセビリアで開催されている「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2022」の第4ラウンドは、現地時間1月29日にプールステージ2日目の戦いがおこなわれ、男子セブンズ日本代表はウェールズを下し、プールC3位で9位以下のトーナメントに進むこととなった。

 初日にイングランドに敗れていた日本は、2戦目でフランスと対戦し、0-43と完敗。
 ブレイクダウンで劣勢となり、キックオフのボール争奪にも苦労するなどなかなかボールをキープできず、相手のペースで試合は進み計7トライを奪われた。

 しかし、プールCの最終戦ではウェールズに26-5で勝利。
 相手に先制を許したものの、前半4分に津岡翔太郎などが好走して敵陣深くに入り、広いスペースを前にロングパスをもらった主将の中川和真がフィニッシュし、同点とした。
 そして、7分には津岡が自陣からブレイクスルーでゴールへ走り切り、12-5と勝ち越して前半を終えた。
 後半の序盤、ウェールズにイエローカードが出て数的有利だった日本は、相手のラインアウト失敗から攻めに転じ、シタレキタウファ・マキシがトライを決めてリードを拡大。
 ディフェンスにも粘りがあって流れをキープすると、試合終了間際には自陣深くでのターンオーバーから福士萌起が駆け上がり、タックラーを振り切り、さらに追いついた別のウェールズ選手を柔軟なステップワークで翻弄し、約90メートルランのスーパートライで会場を沸かせた。

 日本は大会最終日の30日、9位以下トーナメントの初戦でプールB4位のジャマイカと対戦する。

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