ラグビーリパブリック

東京SGとBR東京は1位vs2位の首都対決。埼玉ワイルドナイツは2勝目なるか、神戸に乗り込む。リーグワンは全試合JSPORTSで配信!

2022.01.28

今季初めて先発を務める東京SG・SH齋藤直人(撮影:松本かおり)

 毎週、好試合が続くリーグワン、1月29日の秩父宮は、現ランキング1位と2位の対決だ。

 開幕連勝(BL東京、トヨタV)の後、静岡BR戦が中止となった東京SGは現在勝ち点14でトップ。東京SGは、これまで2試合とも途中交代出場だったSH齋藤直人が、先発。しかもゲームキャプテンとして登場する。後半にギアを上げる役回りからの「昇進」、チームのロケットスタートが楽しみだ。FBマッケンジーら世界トップ級の豪華な顔ぶれもますます活力にあふれている。

 東京SGの背中を、勝ち点10で5チームが追う。2位のBR東京は開幕節を戦った後に2戦連続で中止が入り、仕切り直しのゲームが首位へのチャレンジとなった。シンプルで攻撃的な新しいスタイルを、思い切ってぶつけていくだろう。

 BR東京の主将は武井日向。明大主将だった3季前、東京SGのSH齋藤は、しのぎを削った相手、早大の主将だった。大学選手権では、SH齋藤率いる早大が明大を破って優勝している。この土曜、東京ダービーで「再会」する。

BR東京の主将は武井日向。東京SGのゲームキャプテンSH齋藤とは、同期の早明ライバル、お互いに主将だった(撮影:毛受亮介) 

 30日には、前年王者の埼玉ワイルドナイツと神戸スティーラーズがあい見える。

 ウイルス感染の影響で2試合を失った埼玉WKは前節、好調・横浜E(旧キヤノン)に27-3と貫禄を見せ、初戦を飾った。ゴールラインに迫られるほどに粘り強さを発揮したのは、坂手淳史主将いわく「プライド」。「誰かがミスしても小さな綻びをすぐに埋めていた。アタックに関しては、これからコミュニケーションをとって良くなっていく」(同主将)。遅れてスタート、勝ち点上はすでに2敗とビハインドは大きいが、チームは、長年の蓄積でアイデンティティのディフェンスにベースを得て、手応えを掴んでいる。

 今回は先発フロントローを新婚・稲垣啓太、坂手、平野翔平にかえ、FLにはベン・ガンターがメンバー外からスターターに加わる。ディフェンスではますます精度を上げそうだ。

3節では「初戦」のハンディを跳ね飛ばした埼玉WK。写真はSH内田啓介(撮影:松本かおり)

 ホームに王者を迎える神戸S。前節は難敵のS東京ベイを向こうにFW勝負を制し、27-22で今季初勝利を挙げた。先発メンバーはほぼ変わらず、前回はベンチスタートだった李承信がCTBで先発する。2節では10番も背負った21歳の副将、上昇のきっかけを作ったチームを、FWを、さらに前に押し出せるか。SOアーロン・クルーデン(NZ代表キャップ50)とともに振るタクトで、粘る埼玉WKをアタックで崩し切りたい。

神戸SはPR山下裕史らが支えるアグレッシブなFWで勝負(撮影:松本かおり)

 3位・BL東京と5位・トヨタVは勝ち点では並んでおり、互いに譲れない一戦となる。古参チーム同士の対決だ。2節で神戸Sに大勝した横浜Eは、3節でも埼玉WK相手に好試合に持ち込んだ。FB小倉順平は「ちょっと消極的な部分もあった。ディフェンスの整備の早いチームに対して、どう崩すかを話していきたい」と、スタイルの完遂に意欲を燃やしている。SA浦安はイズラエル・フォラウのいない試合となる。

 このほかディビジョン1ではS東京ベイと GR東葛の千葉ダービー。3戦を逃して初の登場となる静岡BR(11位)が RH大阪(12位)をホームに迎える。

*土日のリーグワン全日程は下記に

トヨタVのNO8姫野和樹主将(撮影:松本かおり)
独自のスタイルを構築する横浜E。写真はWTB松井千士(撮影:松本かおり)

1月29日(土)

▽ディビジョン1(4節)
・12:00 BL東京 vs トヨタV(東京・駒沢)
・14:30 S東京ベイ vs GR東葛(東京・江戸川区陸上)
・14:30  神戸S vs 埼玉WK(兵庫・神戸ユニバー)
▽ディビジョン3(3節)
・12:00 中国RR vs 愛知S(山口・維新みらいふス)

1月30日(日)

▽ディビジョン1(4節)
・12:00 BR東京 vs 東京SG(東京・秩父宮)
・14:30 横浜E vs SA浦安(神奈川・ニッパツ)
・14:30 静岡BR vs RH大阪(静岡・ヤマハ)
▽ディビジョン2(3節)
・12:00 三重H vs 日野RD(三重交通G)
▽ディビジョン3(3節)
・14:30 九州KV vs 宗像B(福岡・ベススタ)

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