コロナ禍のなか、「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」はディビジョン3も幕を開け、1月23日には福岡の東平尾公園博多の森陸上競技場で九州電力キューデンヴォルテクスと清水建設江東ブルーシャークスが対戦し、17-12でキューデンヴォルテクスが競り勝った。
先週末に予定されていた開幕戦は、チーム内に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したため不戦敗扱いとなっていたキューデンヴォルテクスだが、実戦で白星をつかみ、1勝1敗となった。
一方のブルーシャークスは、開幕戦は相手チームに新型コロナの陽性者が確認されて中止となり、不戦勝となっていたため、こちらも1勝1敗となった。
前半に1トライを挙げるも、相手にペナルティゴールで得点を重ねられ、5-12とされたキューデンヴォルテクスだが、50分(後半10分)、敵陣深くに入って連続で攻撃し、CTBサム・ヴァカがディフェンダーをひきつけてCTBフィル・バーリーの抜け道を作り、同点につながるトライが生まれた。
流れを変えたキューデンヴォルテクスはさらに54分、テンポよくボールを動かしてWTB磯田泰成が右外を駆け上がり、17-12と勝ち越した。
5点ビハインドとなったブルーシャークスは試合終了前の約6分間、敵陣中盤で、この日優勢だったスクラムにこだわってトライを目指し、ペナルティを繰り返したキューデンヴォルテクスにはイエローカードが出たが、ロスタイムの84分、ブルーシャークスはスクラムを組みなおしてボールを出した直後、落球してしまい、これでノーサイドとなった。