ラグビーリパブリック

ディビジョン2で再出発の三重ホンダヒートが白星発進 粘る釜石シーウェイブスを振り切る

2022.01.16

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた三重ホンダヒートのジョノ・ランス(撮影:佐藤真一)


 昨シーズンまで国内最高峰のトップリーグを経験していた三重ホンダヒートだが、新しく生まれ変わったリーグでは、2部に相当するディビジョン2で戦う。1月16日、地元の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」の開幕を迎え、釜石シーウェイブスRFCを相手に48-24で白星発進となった。

 上田泰平 新ヘッドコーチのもとで新たなスタートを切った三重ホンダヒートは、前半に3連続トライで主導権を握った。
 8分にドライビングモールでゴールに迫り、持ち出したLOテトゥヒ・ロバーツが最初のトライゲッターとなると、21分には元ニュージーランド代表のFBマット・ダフィーがディフェンスを切り裂いてゴールへ走り抜け追加点。26分にもターンオーバーから攻め込み、テンポよくボールを動かしてキャプテンのFL古田凌がファイブポインターとなった。

 19-0で迎えた後半早々には、WTBの尾又寛汰と生方信孝が続けて鋭い走りを披露し、大差をつけた。

 一方、須田康夫 新ヘッドコーチ率いる釜石シーウェイブスは、前半から相手の堅い守りに苦しんでいたが、50分(後半10分)、ラインアウトで意表を突き、リフトをせずにボールをキャッチすると、すばやくモールを組んで一気に押し込み、トライを奪い返した。

 その後、再びホンダヒートに突き放されたものの、62分には敵陣深くでアドバンテージを得ると、元ニュージーランド代表である新加入のSOブレット・キャメロンがキックを使い、インゴールに転がったボールをWTB村井佑太朗が押さえた。71分にはWTB吹越大清が躍動、76分にもゴール前のパワープレーでトライを取り切り、粘りを見せた。

 ホンダヒートは点差を広げた後半に、プレーがやや粗くなった面もあったが、最後はオーストラリア出身の新加入CTBジョノ・ランスが個人技でチーム8トライ目を挙げ、次戦につなげる締めくくりとなった。

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