神奈川・日産スタジアムで1月15日、「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」の第2節、横浜キヤノンイーグルス×コベルコ神戸スティーラーズ戦がおこなわれ、55-21で横浜キヤノンイーグルスが勝った。
横浜キヤノンイーグルスは開幕から2連勝(総勝点9)。コベルコ神戸スティーラーズは連敗(総勝点1)となった。
イーグルスは開始から14分間で4連続トライを挙げ、主導権を握った。
キックオフ直後、相手にノックオンがあって敵陣深くに入ると、スクラムでアドバンテージを得、ボールをもらったSO田村優がディフェンス裏のスペースにキックで転がし、それを確保したWTB松井千士が最初のトライゲッターとなった。
10分にもSO田村の絶妙なキックからチャンスとなり、SH荒井康植がフィニッシュ。
リスタート後にはCTB南橋直哉が自陣深くから抜けて大きくゲインし、サポートしたCTB梶村祐介がゴールへ走り切った。
イーグルスの勢いは止まらず、14分にはキックが相手にあたって跳ね返ったボールをFB小倉順平が確保して疾走し、26-0とした。
流れを止めたいスティーラーズは22分、敵陣深くに入って攻撃を繰り返し、SO李承信からのキックパスが右外にいた長身のWTBアンダーソン フレイザーに通り、トライ。
25分にイーグルスがラインアウトからのサインプレーを決めて再び点差は開いたが、スティーラーズは前半最後、ラインアウトからモールでトライを取り切り、20点差に詰めて折り返した。
それでもイーグルス優勢は変わらず、後半早々に攻め込み、密集からNO8アマナキ・レレイ・マフィが抜けてインゴールに持ち込み、リードを広げた。
54分(後半14分)にスティーラーズがトライを奪い返したものの、イーグルスは73分、CTB梶村が敵陣10メートルライン付近から抜けて鋭いフットワークでゴールへ走り切り、前半25分のトライを含めてハットトリックを達成。79分にはFLコーバス・ファンダイクもトライを決め、快勝となった。