日本ラグビーの新しい幕開けとなった『ジャパンラグビー リーグワン2022』。先週末は、各地のスタジアムで、開幕を待っていたファンたちが熱狂を楽しんだ。
早くもディビジョン1では2節が1月15日、16日に開催される。残念ながら中止となった試合もあるが、今節も熱戦が期待される好カードがたくさんだ。
注目は1月15日に秩父宮(12時キックオフ)で開催されるシャイニングアークス東京ベイ浦安(SA浦安)とクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)の「ベイ対決」だ。
開幕でコベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)を1点差で破ったSA浦安が、開幕戦で試合がなかったS東京ベイと対戦する。
SA浦安は開幕で2トライを奪ったオーストラリア代表73キャップのFBイズラエル ・フォラウのプレーが楽しみだ。身長194㌢、103㌔。スピードと強さで抜け出した1トライ目、そして、高さを生かした2トライ目。まさに、ワールドクラスのプレーは必見だ。
対するS東京ベイは、HOマルコム・マークスがメンバー入りをしていないが、日本代表のキャプテン、FLピーター ・ラピース・ラブスカフニをはじめ、個性あふれる選手たちが並ぶ。昨季トップリーグ3位という成績を残した破壊力あるアタックで勝利を狙う。
14時30分からは日産スタジアムで、横浜キヤノンイーグルス(横浜E)が、コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)と対戦する。
新リーグから横浜市をホストタウンとする横浜Eのホーム開幕戦。前節の開幕戦では、NECグリーンロケッツ東葛を33―12で破り、勢いに乗る。
横浜EはSO田村優が開幕戦では3G4PGで100㌫のキック成功率。ワールドカップが開催された日産スタジアムでも正確なキックが大きな武器となる。前週に続いての和製BKも注目される。
対する神戸Sは、前節1点差で勝利を逃したSOに李承信を起用。1月13日に21歳の誕生日を迎えたばかりの期待の新星に注目だ。
1月15日のもう1試合、ヤンマースタジアム長居で開催されるのが、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(RH大阪)と東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)との一戦。どちらも開幕を落としてしまった両チームだけに、この試合への思いは強い。
1月16日の日曜日には、東京サンゴリアス(東京SG)が、東京・味の素スタジアムでトヨタヴェルブリッツ(トヨタV)と対戦する。
両チーム、日本代表や各国代表選手がずらり。
開幕節で試合がなかったトヨタVは、南アフリカ代表のピーターステフ ・デュトイと日本代表の姫野和樹が両FLで先発。オールブラックスとしてキャップ41を持つLOパトリック・トゥイプロトゥも日本デビューと、パワフルなFWを組んだ。
東京SGは、注目のニュージーランド代表FBダミアン・マッケンジーが、ランとブレイクダウンでチャンスを演出。さらに正確なキックで5G5PGを決めて25得点を叩き出した。大量60得点を挙げた攻撃力で開幕2連勝を狙う。
ディビジョン2は1月16日に開幕節の1試合、三重ホンダヒートvs釜石シーウェイブスが三重・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿(12:00キックオフ)でおこなわれる。釜石SWの新加入選手、ニュージーランド代表キャップ1を持つSOブレット・キャメロンのゲームコントロールに注目したい。
ディビジョン3の開幕節3試合は、残念ながら中止となった。
2022年1月15日(土)
■リーグワン
▽ディビジョン1(2節)
・12:00 SA浦安 vs S東京ベイ(東京・秩父宮ラグビー場)
・14:30 横浜E vs 神戸S(神奈川・日産スタジアム)
・14:30 RH大阪 vs BL東京(大阪・ヤンマースタジアム長居)
▽ディビジョン3(開幕節)
・中止 江東BS vs WG昭島
・中止 九州KV vs 中国PR
2022年1月16日(日)
▽ディビジョン1(2節)
・14:05 東京SG vs トヨタV(東京・味の素スタジアム)
・中止 BR東京 vs 静岡BR
・中止 埼玉WK vs GR東葛
▽ディビジョン2(開幕節)
・12:00 三重H vs 釜石SW(三重・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)
▽ディビジョン3(開幕節)
・中止 宗像B vs S愛知