味の素スタジアムで1月8日、東京都府中市を拠点とする2チームが「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」の開幕節で激突し、両チーム合わせて100点を超える点の取り合いを制したのは、東京サントリーサンゴリアスだった。60-46で東芝ブレイブルーパス東京を下した。
東京サンゴリアスに新加入した注目のニュージーランド代表FBダミアン・マッケンジーは、開始早々、得意のランではなく、ブレイクダウンでファイトしチームを活気づけた。
すると前半3分、東京サンゴリアスはキャプテンのCTB中村亮土が抜けて、WTB尾崎晟也の先制トライにつながる。
対する東芝ブレイブルーパス東京は8分、FLリーチ マイケルの力強いボールキャリーなどでゴールに近づくと、昨年秋に19歳で日本代表初キャップを獲得したLOワーナー・ディアンズも突進してゴールライン上に押さえ、ブレイブルーパスの一員としてのデビュー戦トライを記録した。
その後、東芝ブレイブルーパス東京のLOジェイコブ・ピアスがフットスキルを披露してトライを挙げれば、東京サンゴリアスはNO8ショーン・マクマーンがタックラーを弾き飛ばす力強い走りでファイブポインターとなる。
赤いジャージーの14番をつけた日本代表のジョネ・ナイカブラが相手のミスでこぼれた球を拾ってインゴールに持ち込めば、黒とゴールドイエローが光る15番のマッケンジーは鋭い目でゴールポストに照準を合わせ、ショットで加点した。
24-27で折り返した東京サンゴリアスだが、後半早々に攻め込み、NO8マクマーンが力強いレッグドライブでトライを決め、逆転する。
49分(後半9分)にはラインアウトからモールで前進し、マクマーンが腕を伸ばしてハットトリック達成。
その後、東京サンゴリアスは2点差に詰められたものの、マッケンジーがペナルティゴールでリードを広げると、63分には自陣深くからのカウンターでWTBテビタ・リーがビッグゲインして敵陣深くに入り、サポートもついてたたみかけ、SH齋藤直人がフィニッシュ。
67分と69分にもトライを重ねた東京サンゴリアスに対し、東芝ブレイブルーパス東京は74分にゴールデンボーイのLOディアンズが自身2つ目のトライを決め、80分にはドライビングモールで得点したが、ダービーマッチを制したのは東京サンゴリアスだった。