東大阪市花園ラグビー場で熱戦が繰り広げられてきた第101回全国高校ラグビー大会は、1月8日に決勝がおこなわれ、東海大学付属大阪仰星高校(大阪第2)が36-5で國學院大學栃木高校(栃木)に勝ち、4季ぶり6回目の優勝を遂げた。
敗れた國學院栃木は栄冠にはあと一歩届かなかったが、過去最高ベスト8だったのが初の決勝進出を果たし、準優勝でチームの歴史を塗り替えた。
東海大仰星は前半6分に先制した。キャプテンのNO8薄田周希が仲間のサポートを受けての力強いボールキャリーでインゴールにねじ込み、トライを決めた。堅守を誇る國學院栃木に対し、12分にはCTB中俊一朗が中央を破って連続攻撃をフィニッシュ。
対する國學院栃木は22分、ラインアウトからモールで押し切りHO吉田温広がトライゲッターとなったが、東海大仰星はその後、CTB野中健吾のペナルティゴール成功で3点を追加し、15-5で折り返した。
後半、反撃したい國學院栃木はFB青柳潤之介らが好走でチームを活気づけ、何度かゴールに迫ったシーンもあったが、東海大仰星は守りも粘り強かった。
すると20分、東海大仰星はラインアウトからモールを組んで約22メートルドライブし、貴重な追加点を獲得。31分にはCTB中の右サイド突破からWTB増山将のトライにつながると、最後はFL松沼寛治のビッグゲインからサポートもついて23番の北村光基がフィニッシュし、CTB野中のコンバージョンで締めくくり、歓喜となった。
東海大仰星は今年度、夏の7人制大会でも優勝しており、2つ目の全国タイトル獲得となった。