1月8日、「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」が開幕し、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場でおこなわれたオープニングゲームでは、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安がコベルコ神戸スティーラーズに24-23で競り勝った。
開幕戦から白熱したゲームとなった。
新リーグで記念すべき最初の得点者となったのは、コベルコ神戸スティーラーズのCTBリチャード・バックマンだった。前半3分、HO有田隆平の突破から、サポートしたLOのJD・シカリングがゲインして敵陣深くに入り、たたみかけ、13番のバックマンが中央を破りトライを決めた。
一方のシャイニングアークス東京ベイ浦安は、約2年9か月ぶりに15人制に復帰した注目の元オーストラリア代表FBイズラエル・フォラウが躍動する。12分には、同じく新加入し6番をつけた日本代表のジェームス・ムーアがブレイクスルーでチャンスメイクし、パスをもらったフォラウがディフェンダーをかわしフィニッシュした。
フォラウはのちに得意のハイボールキャッチでも魅せる。
そして、15分にシャイニングアークス東京ベイ浦安が2対1の状況を作りチャンスとなったところ、コベルコ神戸スティーラーズのWTBアタアタ・モエアキオラが故意のノックオンをしたとして、レフリーはイエローカードを提示し、ペナルティトライを宣告した。
それでも、7点ビハインドとなったコベルコ神戸スティーラーズは39分、すばやくボールを回して、左サイドをNO8ブロディ・マクカランが駆け上がり、5点を獲得。2点差に詰めて折り返した。
そして50分(後半10分)、コベルコ神戸スティーラーズはSOアーロン・クルーデンがペナルティゴール(PG)を決め、逆転する。
その後、両チームともPGで3点ずつ追加し、シャイニングアークス東京ベイ浦安は17-18で迎えた76分、ゴール前まで攻め込んでアドバンテージを得ると、SOオテレ・ブラックがキックパスを放ち、FBフォラウが空中戦に競り勝ち逆転トライを決めた。コンバージョンも成功で24-18となる。
粘るコベルコ神戸スティーラーズは試合終了間際、ゴール前で攻め続け、PKを得てからの84分、新加入で途中出場のSH中嶋大希がインゴールに突っ込みトライを奪い返したが、SOクルーデンのコンバージョンは外れ、シャイニングアークス東京ベイ浦安が歓喜となった。