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五輪セブンズ3連覇狙うフィジー代表の指揮官に英国のレジェンド、ベン・ゴリングスが就任。

2021.12.25

セブンズのレジェンド、ベン・ゴリングス。選手時代はイングランド代表の主将も務めた(Photo: Getty Images)


 フィジーラグビー協会は12月24日、同国男子セブンズ(7人制)代表の新しいヘッドコーチに、イングランドのレジェンドであるベン・ゴリングスが就任すると発表した。

 フィジーは7人制ラグビーの大国として知られ、男子セブンズ代表はベン・ライアン ヘッドコーチ体制で臨んだ2016年のリオデジャネイロオリンピックで同国初のオリンピック金メダルを獲得し、今夏の東京オリンピックでも優勝を遂げ、ライアンからヘッドコーチ職を引き継いで連覇の重責を果たしたガレス・ベイバーはエディンバラ(スコットランドのクラブチーム)のスキル&アシスタントアタックコーチに転職したため、フィジーラグビー協会は後任を探していた。

 ゴリングスは選手時代、イングランドのセブンズ代表として長年活躍し、ワールドセブンズシリーズでは歴代最多の通算2,652得点を記録している。引退後は世界各地でセブンズ普及活動をおこない、スリランカ、中国、シンガポール、カナダの代表チームなどでも指導した経験がある。

セブンズの普及活動にも積極的に取り組んできたゴリングス。写真はUAEで指導したとき(Photo: Getty Images)

 現在41歳のゴリングスは、3年契約で新年の1月1日から正式に男子セブンズフィジー代表のヘッドコーチとなり、「このチームを指導する機会を与えてくれたフィジーラグビー協会に感謝し、フィジーの並外れた選手たちと一緒にやっていくことを楽しみにしています」とコメントした。
 2022年は7月のコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)と9月開催予定のワールドカップ・セブンズが大きな目標となり、2024年にはパリでオリンピック3連覇の偉業に挑む。

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