ジャパンラグビーリーグワンの初代王座を目指すコベルコ神戸スティーラーズだが、開幕まで1か月を切ったなか、中心メンバーのひとりとして期待されていた元ニュージーランド代表のベン・スミス(35歳)が退団することになった。チームは理由について「自己都合による」ものとしている。
スミスはニュージーランド代表“オールブラックス”のユーティリティバックとして84キャップを重ね、2015年のワールドカップ優勝に貢献し、2019年の日本大会にも出場している。2013年にはIRB(現 ワールドラグビー)の年間最優秀選手賞にノミネートされた世界的トッププレーヤーであり、オールブラックスでは副将を務めるなどリーダーとしても信頼された人物である。
昨年、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時のチーム名)に加入し、トップリーグ2021ではプレーオフを含め9試合中8試合に出場(7試合先発)。フルバック、ウィング、センターと複数ポジションでプレーでき、普段の練習時から献身的だったと言われるスミスが抜けた穴は大きい。
また、アシスタントコーチとして2年在籍したアンドレ・ベルも「自己都合」により退任することが発表された。