ワールドラグビーアワード2021の年間最優秀新人賞(ブレイクスルー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞)が12月7日に発表され、ニュージーランド代表“オールブラックス”の23歳のアウトサイドバックであるウィル・ジョーダンが受賞した。
ほかには、アンドリュー・ケラウェイ(オーストラリア)、ルイス・リースザミット(ウェールズ)、マーカス・スミス(イングランド)がノミネートされていた。
身長188センチ、体重94キロのジョーダンは、2020年のスーパーラグビー・アオテアロアでトライ王となってクルセイダーズの優勝に貢献し、同年11月にオールブラックスデビュー。今年はテストマッチ11試合に出場して15トライを挙げ、オールブラックス史上2番目に早い15トライ達成者となった。ジョーダンが今年、テストマッチで得点できなかったのは2試合だけで、驚異的なペースでトライを記録している(デビュー以来、通算13試合出場で17トライ)。
トライ獲得以外での評価も高く、チームメイトのために規則正しくディフェンスをこじ開け、ボールを持っていないときの活躍でも注目を集めた。
ニュージーランド代表選手がこの賞を受賞したのは、ネヘ・ミルナースカッダー(2015年)、リーコ・イオアネ(2017年)に次いで3人目。