ラグビーリパブリック

ドバイで輝いたのはまたもゴールドとグリーン 男子日本はカナダを下し第2ラウンド11位

2021.12.05

若い選手たちが成長し、ドバイで2週連続優勝した女子オーストラリア代表(Photo: Getty Images)


 ドバイで最も輝いたのはゴールドとグリーンだった。
 2週連続同地で開催された「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2022」の開幕2大会は、現地時間12月3日と4日に第2ラウンドがおこなわれ、第1ラウンドに続き、女子はオーストラリアが制し、男子は南アフリカが優勝した。

 女子は1週間前と同じくオーストラリアとフィジーが決勝に進み、リベンジを狙った東京オリンピック銅メダルのフィジーが激しく競ったが、オーストラリアが1人少なかった終盤に21歳のリリー・ディックなどが躍動して突き放し、15-5で熱闘を制した。

来年自国で開催されるワールドカップ・セブンズへ向け強化が進む男子南ア代表(Photo: Getty Images)

 男子は、女子とのダブル優勝を目指したオーストラリアが決勝で南アフリカに挑み、ハーフタイム前に逆転して後半もしばらくリードを保っていたが、南アフリカは2点ビハインドで迎えた後半5分、JC・プレトリアスが鋭いフットワークでディフェンスを破り逆転トライを挙げ、10-7で歓喜となった。

 男子の日本は11位でフィニッシュ。出場12チーム中最下位に終わった第1ラウンドに続き、第2ラウンドも厳しい戦いが続いたが、最後にカナダを21-12で下し今季ワールドシリーズ初勝利を挙げている。
 前半に副島亀里ララボウ ラティアナラとアセリ・マシヴォウのトライでリードを奪い、2点差に詰められた終盤には主将のジョニー・ファアウリがゴールラインを割って勝利をつかんだ。

 今季ワールドセブンズシリーズの年内大会はこれで終了。第3ラウンドはスペインのマラガに舞台を移し、1月21~23日に男女合同で開催される。

コロナ禍で寂しかったスタジアムに再び熱狂が戻った。2021年12月4日、多くの観客で盛り上がったワールドセブンズシリーズ第2ラウンドのドバイ大会(Photo: Getty Images)
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