ドバイで最も輝いたのはゴールドとグリーンだった。
2週連続同地で開催された「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2022」の開幕2大会は、現地時間12月3日と4日に第2ラウンドがおこなわれ、第1ラウンドに続き、女子はオーストラリアが制し、男子は南アフリカが優勝した。
女子は1週間前と同じくオーストラリアとフィジーが決勝に進み、リベンジを狙った東京オリンピック銅メダルのフィジーが激しく競ったが、オーストラリアが1人少なかった終盤に21歳のリリー・ディックなどが躍動して突き放し、15-5で熱闘を制した。
男子は、女子とのダブル優勝を目指したオーストラリアが決勝で南アフリカに挑み、ハーフタイム前に逆転して後半もしばらくリードを保っていたが、南アフリカは2点ビハインドで迎えた後半5分、JC・プレトリアスが鋭いフットワークでディフェンスを破り逆転トライを挙げ、10-7で歓喜となった。
男子の日本は11位でフィニッシュ。出場12チーム中最下位に終わった第1ラウンドに続き、第2ラウンドも厳しい戦いが続いたが、最後にカナダを21-12で下し今季ワールドシリーズ初勝利を挙げている。
前半に副島亀里ララボウ ラティアナラとアセリ・マシヴォウのトライでリードを奪い、2点差に詰められた終盤には主将のジョニー・ファアウリがゴールラインを割って勝利をつかんだ。
今季ワールドセブンズシリーズの年内大会はこれで終了。第3ラウンドはスペインのマラガに舞台を移し、1月21~23日に男女合同で開催される。