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大学選手権の組み合わせ決定! 前王者・天理と明治がいきなり激突、勝てば早稲田と対戦へ

2021.12.05

昨季の日本一を知る天理大のNO8山村勝悟は3年生(撮影:早浪章弘)


 大学ラグビーは関東、関西各グループのレギュラーシーズンが終了し、第58回全国大学ラグビー選手権大会の組み合わせが決まった。
 戦いはすでに地方勢によって始まっており、朝日大学(東海・北陸・中国・四国地区代表)が1回戦で八戸学院大学(北海道・東北地区代表)を60-7と圧倒、2回戦では福岡大学(九州学生リーグ1部 1位)に36-21で逆転勝ちし、3回戦進出を決めている。

 その朝日大学と3回戦で対戦するのは同志社大学(関西大学Aリーグ 4位)だ。前年度大会は部員に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されて出場を辞退しており、2季ぶりの全国舞台で奮闘が期待される。

大学選手権でリベンジを狙う明治大。写真はLO武内慎(撮影:松本かおり)

 そして、12月18日におこなわれる4回戦では、前回大会の準決勝で熱闘を繰り広げた強豪2チームが激突する。関西勢として36季ぶりに全国の頂点に立った前王者の天理大学は今季関西大学Aリーグで3位に終わり、3季ぶりの王座奪還を狙う明治大学も12月5日の早明戦で敗れて関東大学対抗戦Aグループ3位となったため、東西の名門校が早くも4回戦(東大阪市花園ラグビー場)で対戦することになった。
 その天理大学×明治大学の勝者は準々決勝で、前回大会のファイナリストである早稲田大学(関東大学対抗戦Aグループ 2位)と対戦することになっており、こちらも激闘必至だ。

帝京大のルーキーSH李錦寿。攻撃のテンポアップのスイッチとなる(撮影:高塩 隆)

 3季ぶりに関東大学対抗戦を制した帝京大学は準々決勝からの登場。朝日大学、同志社大学、そして大東文化大学(関東大学リーグ戦1部 3位)が争うヤマで勝ち上がったチームが帝京大への挑戦権を得る。

 関東大学リーグ戦で4連覇を遂げた東海大学は、9季ぶりの大学選手権出場となる近畿大学(関西大学Aリーグ 2位)×慶應義塾大学(関東大学対抗戦Aグループ 4位)の勝者と準々決勝で対戦する。

 そして、23年ぶりに関西王者となった京都産業大学も準々決勝からの出場で、13季ぶりに大舞台に立つ日本体育大学(関東大学対抗戦Aグループ 5位)×日本大学(関東大学リーグ戦1部 2位)の勝者と12月26日に埼玉・熊谷ラグビー場で対戦する。

 1月2日の準決勝と同9日の決勝は東京・国立競技場で開催される。

強みのモールは健在。23季ぶりの関西制覇を果たした京産大(撮影:早浪章弘)

<第58回全国大学ラグビー選手権大会 出場校>

●帝京大学(関東大学対抗戦Aグループ 1位/23季連続29回目)
●早稲田大学(関東大学対抗戦Aグループ 2位/38季連続55回目)
●明治大学(関東大学対抗戦Aグループ 3位/13季連続50回目)
●慶應義塾大学(関東大学対抗戦Aグループ 4位/2季連続38回目)
●日本体育大学(関東大学対抗戦Aグループ 5位/13季ぶり25回目)

●東海大学(関東大学リーグ戦1部 1位/17季連続19回目)
●日本大学(関東大学リーグ戦1部 2位/3季連続20回目)
●大東文化大学(関東大学リーグ戦1部 3位/3季ぶり27回目)

●京都産業大学(関西大学Aリーグ 1位/9季連続35回目)
●近畿大学(関西大学Aリーグ 2位/9季ぶり10回目)
●天理大学(関西大学Aリーグ 3位/8季連続30回目)
●同志社大学(関西大学Aリーグ 4位/3季連続53回目)

●福岡大学(九州学生リーグ1部 1位/4季ぶり24回目)
●朝日大学(東海・北陸・中国・四国地区代表/10季連続10回目)
●八戸学院大学(北海道・東北地区代表/3季連続4回目)

寡黙だが、強い求心力。背中で語る東海大のキャプテン、FLジョーンズ リチャード剛(撮影:高塩 隆)

【第58回全国大学ラグビー選手権大会 組み合わせ】
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