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ワールドセブンズシリーズ開幕 男子セブンズ日本代表は初日3連敗

2021.11.26

南アフリカ戦でディフェンスを抜こうとする林大成(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 アジアラグビーセブンズシリーズで韓国に敗れてラグビーワールドカップ・セブンズ2022の出場権を逃した男子セブンズ日本代表は、気持ちを新たに世界の強豪が集うワールドラグビーセブンズシリーズに臨んだが、厳しいスタートとなった。
 ワールドシリーズの今季第1ラウンド(男子は12チーム参加)が11月26日にドバイで開幕し、プールCに入った日本は初日を0勝3敗で終えた。

 日本は第1戦でイギリスと対戦し、12-17と惜敗。
 5点ビハインドで迎えたハーフタイム前、日本は自陣深くのピンチをしのいで攻め上がり、カヴァイア・タギベタウア(NECグリーンロケッツ東葛)がゴールに持ち込み、コンバージョンも決まり7-5とリードして折り返した。
 しかし後半2分、自陣22メートルライン内でミスと反則を犯してしまい、PKから攻めたイギリスにトライを奪われ、逆転された。イギリスは2分後にも追加点。
 日本はラストアタックで執念を見せ、主将のジョニー・ファアウリ(東芝ブレイブルーパス東京)がゴールラインを割り5点差に詰めたが、逆転へのプレー時間は残っていなかった。

 第2戦はトップシードの南アフリカに挑み、12-52と大敗した。
 日本はこの試合、ブレイクダウンで苦しみ、ターンオーバーからトライを許したシーンが2度あった。
 前半4分にハーフウェイのスクラムからボールをもらったネタニ・ヴァカヤリア(リコーブラックラムズ東京)がタックルを2つ外して中央を抜け、そのままゴールへ走り切り一時は同点としたが、スキルもスピードもある南アフリカが主導権を握り、徐々に点差を広げた。
 日本は後半2分にPKからの速攻で山村知也(リコーブラックラムズ東京)がファイブポインターとなったものの、その後も南アフリカにトライを重ねられ、大差がついた。

 プールC最後はアイルランドと対戦し、0-33で敗れた。
 日本は南アフリカ戦に続き、この試合でもキックオフのボール争奪で苦労し、アイルランドにペースを握られた。
 流れを変えられぬまま、反則を多発し、終盤にはイエローカードを提示されて人数が少なくなった直後に失点するなど、反省点の多い初日となった。

 プールCで最下位だった日本は、最終日の27日は9位~12位トーナメントに臨む。

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