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終盤に逆転!京産大が同志社大を22-19で破り、23年ぶりの関西制覇に大きく近づく。

2021.11.07

京産大は素早く前に出るディフェンスで同志社大を苦しめた。写真はWTB松岡大河(撮影:佐藤真一)

 激戦予想の京産大と同志社大の戦いは、終盤に決着がついた。

 17-19で迎えた後半39分。
 2点を追いかける京産大は、中盤でNO8藤井颯がラインブレイク、一気に敵陣深くへ。最後は途中出場のCTB西仲隼からパスを受けた、FL三木皓正がインゴールに飛び込んだ――。

 11月6日、天理親里球技場で関西大学リーグ2試合がおこなわれ、京産大が終盤に逆転し、22-19で同志社大を破った。
 2試合目には天理大が38-17で関西学大を下し、ボーナスポイントも獲得した。

 春の春季トーナメントでは21-22の1点差で同志社大に敗れた京産大。8月には部内でコロナ陽性者が出て、9月上旬までの約1か月間、活動を停止していた。それに伴い開幕も1か月遅れ、この同志社戦まで5週連続試合のタフなスケジュールも、5戦全勝(勝ち点23)で首位に立っている。

 先制トライは同志社大だった。7分、スクラムで連続してペナルティを奪い、ラインアウトモールでHO西濱悠太が抑える。
 前半終了間際にも同じような形でHO西濱がトライを挙げた。

 一方の京産大は14分、5㍍スクラムからLOアサエリ・ラウシが近場で押し込んで同点。その後もブレイクダウンで果敢に前に出た。
 26分にはハイパントからPR平野叶翔主将がジャッカル、そのペナルティを起点にLOアサエリが連続トライを奪い、逆転した。

 12-14で後半を迎えた同志社大は、ポゼッション高く攻め込むも、2分にはゴール前のFW戦でボールロスト、6分にもモールからインゴールで抑えられず、決定機を逃した。
 後半23分にWTB稲吉渓太がトライを決めて逆転するも、京産大はプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたFL三木をはじめ、上がりの速いディフェンスで粘り強く守り、最後の逆転トライを呼んだ。
 数少ないチャンスからショットを選択し、12分にFB竹下拓己が22㍍ライン内のPGを沈めたのも、結果的には大きかった。

 京産大は2週間後に天理大と、最終節に最下位に沈む関西学大とぶつかる。天理大に勝利すれば、23年ぶりの関西制覇に大きく近づく。

天理大は関西学大に勝利。現在4勝1敗、勝ち点20(撮影:佐藤真一)

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