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元ハイランダーズ主将でトンガ代表のナシ・マヌ、日野レッドドルフィンズに加入

2021.11.05

今年7月にオールブラックスと戦ったトンガ代表のナシ・マヌ(Photo: Getty Images)


 日野レッドドルフィンズは11月5日、開幕まで約2か月と迫ったジャパンラグビーリーグワン2022へ向け、トンガ代表のナシ・マヌら4選手の加入を発表した。

 マヌは経験豊富な33歳のナンバーエイト。2015年にはニュージーランドのハイランダーズでベン・スミス(現在、コベルコ神戸スティーラーズに所属)とともにキャプテンを務め、スーパーラグビー初優勝を遂げ栄冠を掲げた。トンガ代表デビューを果たした2018年に精巣がんと診断されたが、長い闘病で克服し、1年後に日本で開催されたワールドカップにも出場している。いまもトンガ代表に欠かせない存在で、今年7月のテストマッチでも赤いジャージーを着てプレーした。

 そして、日野レッドドルフィンズ入りを決めたマヌは、「日野レッドドルフィンズという素晴らしいチームでプレーできる機会をとてもありがたく、また光栄に思います。チーム、コーチ、スタッフ、選手の皆様、ありがとうございます。チームの価値を高められるように努力し、皆様と特別な思い出を作れることを楽しみにしています」とコメントした。

 そのほか、ニュージーランドのオタゴ大学などでプレーしていた22歳の北原璃久もレッドドルフィンズ入団が決定。身長166センチ、体重75キロのスタンドオフである北原は、「素晴らしい選手がたくさんいる中で新しいチャレンジができることがとても楽しみです。この機会を与えていただいたことに感謝して、チームの勝利に貢献できるよう日々努力します」と意気込んでいる。

 さらに、ブランビーズ(オーストラリア)の下部組織で育成された20歳の若手2人もレッドドルフィンズと契約し、ロックのゼファナイア・トゥイノナとユーティリティBKのブレンデン・ジメネズが日本での挑戦に燃えている。

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