冷たい雨が降る中でも東海大の選手たちは冷静だった。確実にボールをつなぎ、専修大から合計11トライを奪って、リーグ戦3連勝を飾った。
東海大は、3分にキャプテンのFLジョーンズリチャード剛が中央を突破すると、7分、21分にはFLレキマ・ナサミラが連続トライ。FWに集中が集まると、今度はBKに展開。25分にWTB千葉真之亮、29分にFB野口幹太が決めた。
「前半から下へのタックルをすることはできたけど、何枚も巻き込まれて展開された」。専修大のCTB平山壮太キャプテンが唇を噛む。
前半6トライを奪った東海大は、後半に入っても勢いは変わらず。専修大にキックで攻め込まれる場面もあったが、71-0とノースコアに抑えた。
「雨の中のコンディションで、不要なパス、自分たちのエラーが続いている時間もあった。まだ課題もあるが、やろうとしていることは全員が一致している」。リーグ戦3連勝を飾った東海大の木村季由監督は振り返った。
専修大は開幕3連敗。村田亙監督は、「最終的に点を取られたので満足はしていないが、気持ちのこもったディフェンスを見せてくれた。後半戦に向けて、しっかり準備して、専修大学のラグビーを見せたい」と切り替えた。