来年のラグビーワールドカップ(第9回女子大会)を大きな目標とする女子15人制日本代表“サクラフィフティーン”が、11月に実施するヨーロッパ遠征で、アイルランド代表と対戦することが決まった。11月7日のウェールズ代表戦、14日のスコットランド代表戦に続いて3試合目のテストマッチとなり、20日に挑む(試合会場は調整中)。
女子アイルランド代表は来年のワールドカップの出場権を逃したが、現在、世界ランキング8位の強豪。同12位の女子日本代表は過去4回の対戦で一度も勝ったことがなく、2017年のワールドカップで激突して以来のチャレンジとなる。
女子日本代表のレスリー・マッケンジー ヘッドコーチは、「秋の遠征で、3つのテストマッチをおこなう機会を得たことを大変嬉しく思います。選手もマネジメントチームもこの1年半、コロナ禍の困難な状況に対応しながら素晴らしい個性と積極性を発揮してくれていました。この間、グループとしてトレーニングや準備をおこなえたことは恵まれていたと思います。今回のテストマッチを心待ちにできる喜びを感じます」とコメント。
世界で最も歴史のある3つのラグビー大国に挑戦することについては、「ウェールズはラグビーワールドカップ2021(2022年開催)の出場権を獲得しており、スコットランドはまだ出場権を得るチャンスを持っています。アイルランドは、先日惜しくも出場権を逃した悔しさをバネに、プライドを失うことなく改めて実力を発揮してくるでしょう。3試合とも、体力的にも戦術的にも大きなチャレンジになると思うので、継続的な強化プログラムの一環である今回の遠征は、選手やスタッフにとって最高レベルの質の高さとは何であるかを学ぶ機会となるでしょう。これ以上楽しみなことはありません」と述べた。