7人制ラグビーの強豪が世界中を転戦する「ワールドラグビー セブンズシリーズ」の、2021-2022シーズン(2022シリーズ)の日程が決まった。
今年11月26日にドバイでキックオフとなり、6か月にわたって男子は10大会、女子は7大会が開催される。そのうち6大会は同会場で男女合同開催となる。ドバイでは2ラウンド組まれており、オープニングラウンドは無観客開催となるが、12月3日からの第2ラウンドは観客を入れておこなわれる予定。
従来のシリーズ開催地であるオーストラリアのシドニーとニュージーランドのハミルトンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴うロジスティック上の問題により2022年シリーズの開催は不可能となったが、スペインのマラガとセビリア、そしてフランスのトゥールーズが開催都市として新たに加わった。
過去2シーズンはコロナ禍で中止が相次ぎ、参加辞退を余儀なくされたチームもあったが、新シーズンは東京オリンピックで奮闘したトッププレーヤーたちのシリーズ復帰が期待され、2020年にチャレンジャーシリーズを制してコアチームに昇格した男子セブンズ日本代表もフル参戦できる資格がある。
また、オリンピックイヤーだった2021年のシリーズに特別参加していたイギリス代表は、既存契約に基づき新シーズンも開幕2ラウンド(ドバイ大会)まで出場するが、その後はそれぞれの地域に戻り、2022年1月の第3ラウンド(マラガ大会)からは、男子シリーズにはイングランド、スコットランド、ウェールズの各代表として、女子シリーズにはイングランドとして参加する。
2022年は7月下旬にコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)が、9月中旬にはラグビーワールドカップ・セブンズが予定されており、そこへ向けても注目の2022シリーズとなりそうだ。
<ワールドラグビー セブンズシリーズ 2022>
■ドバイ大会 1(UAE) ※ 男女合同開催
2021年11月26~27日/ザ・セブンズ
■ドバイ大会 2(UAE) ※ 男女合同開催
2021年12月3~4日/ザ・セブンズ
■マラガ大会(スペイン) ※ 男女合同開催
2022年1月21~23日/エスタディオ・シウダ・デ・マラガ
■セビリア大会(スペイン) ※ 男女合同開催
2022年1月28~30日/エスタディオ・デ・ラ・カルトゥーハ
■バンクーバー大会(カナダ) ※ 男子のみ
2022年2月26~27日/BCプレース
■ロサンゼルス大会(アメリカ) ※ 男子のみ
2022年3月5~6日/ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク
■香港大会 ※ 男女合同開催
2022年4月1~3日/香港スタジアム
■シンガポール大会 ※ 男子のみ
2022年4月9~10日/ナショナルスタジアム
■ラングフォード大会(カナダ) ※ 女子のみ
2022年4月30日~5月1日/ウェストヒルズ・スタジアム
■トゥールーズ大会(フランス) ※ 男女合同開催
2022年5月20~22日/スタッド・エルネスト・ワロン
■ロンドン大会(イングランド) ※ 男子のみ
2022年5月28~29日/トゥイッケナム・スタジアム