ラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会(第9回 女子大会/新型コロナウイルスの影響で2022年に開催)の出場権をかけたヨーロッパ最終予選が、現地時間9月13日から25日にかけてイタリアのパルマでおこなわれ、イタリア代表が2勝1敗で1位となり、2大会連続5回目の出場を決めた。
1勝1敗で最終節を迎えたイタリアは、25日のスペイン戦に34-10で快勝し、4トライ以上挙げたためボーナスポイントも獲得となり、総勝点10とした。
一方、黒星発進ながら第2節でイタリアを下していたアイルランドにもヨーロッパ予選優勝の可能性はあったが、アイルランドは、イタリア対スペイン戦のあとにおこなわれたラストゲームのスコットランド戦で、5点リードの終盤に危険なタックルをした選手にイエローカードが出て1人少なくなり、試合終了間際に相手にトライとコンバージョンを決められ、18-20で逆転負けした。
この結果、2勝1敗(総勝点9)となったスコットランドが2位となり、世界最終予選進出が決定。
世界ランキング7位のアイルランドは、初戦でスペインに1点差で敗れていたため1勝2敗で予選3位となり、ワールドカップ8大会連続出場の望みは絶たれた。
なおヨーロッパ勢では、前回大会でトップ7に入ったイングランド、フランス、ウェールズが自動的に出場権を獲得している。
ヨーロッパ予選を制したイタリアは本大会で、カナダ、アメリカ、そしてアジア予選1位のチームと一緒のプールBに入る。
日本、カザフスタン、香港が参加するアジア最終予選は10月におこなわれる予定。