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札幌山の手[南北海道]が4年連続20回目の花園決める。函館ラ・サールを57-0で破る。

2021.09.25

FWのコンタクトを全面に押し出し、BKの走りが目立った札幌山の手(撮影:阿部典子)

 第101回目の花園出場校、2校目が決まった。

 北北海道の決勝に続いて行われた南北海道大会。9月25日、北斗市運動公園で札幌山の手が函館ラ・サールを57-0で破った。

 札幌山の手は4年連続20回目の花園出場となった。

 序盤は山の手がアタックでペナルティやセットプレーでのミスを重ね、スコアできなかった。先制トライは14分。ダイレクトタッチで22㍍ライン付近まで攻め込まれたが、CTB仲野優輝がビッグゲインで挽回。最後はFWがピック&ゴーでトライを奪った。

 ラ・サールは高校日本代表候補のSO川村心馬主将とFB渡辺真広のハイパントでアタックを組み立てようと試みるも、なかなか相手のミスを誘えない。だが先制トライを許しても、山の手の迫力ある縦へのコンタクトをよく耐え、ジャッカルも決めた。FB渡辺のしなやかなランでチャンスを演出する場面も作ったが、スコアにはつながらず。

 粘ってはいたが25分に、スクラムターンオーバーからNO8平野龍の突進で追加トライを奪われると、一気に崩れる。27分には山の手SOステファン・ヴァハフォラウの巧みなキックからPR清水宏晟が2トライ目。

 前半終了間際にもFL濱谷海斗がキックオフからそのまま敵陣22㍍ライン付近までビッグゲイン、SOヴァハフォラウが走り切って28-0までリードを広げた。
 FL濱谷は今夏の全国7人制大会ボウルトーナメントのMVP、SOヴァハフォラウも同大会で濱谷とともに活躍していた。

 後半に入っても山の手は手を緩めない。
 ラ・サールのPR佐々木路加がジャッカルや激しいコンタクトで奮闘するも、5分にはFL濱谷が走って、今度はそのままトライ。

 終盤にも3トライを追加(うちWTB吉田慎吾主将が1トライ)し、計9トライを奪って圧倒した。

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