新時代の幕開けだ。「スーパーラグビー・パシフィック」の開催、フォーマットが決まった。
オーストラリア（以下、豪州）とニュージーランド（以下、NZ）の5チームに加え、フィジアン・ドゥルアとモアナ・パシフィカが加わり、2022年2月18日に開幕する。
参加チームは、NZのブルーズ、チーフス、クルセイダーズ、ハイランダーズ、ハリケーンズと、豪州のブランビーズ、レベルズ、ワラターズ、レッズ、フォースの10チームにフィジアン・ドゥルア、モアナ・パシフィカの2チームを加えた計12チームだ。
フィジアン・ドゥルアは2017年から豪州国内選手権に参戦して活動を続けてきたチーム。2018年シーズンは同大会で優勝している。
モアナ・パシフィカはサモア、トンガ選手を中心としたパシフィックアイランダーのチーム。昨年12月にはマオリ・オールブラックスと対戦した（21-28）。
初めてのシーズンは2022年2月18日に開幕し、6月18日まで。2023年は2月24日開幕で6月24日までと、それぞれ18週間の大会期間だ。1シーズンにつき91試合が実施される。
それぞれのチームはレギュラーシーズン14試合を戦い、7チームをホームゲームとして開催する。14試合の内訳は、8チームと1回、3チームと2回対戦の予定（2回対戦するチームはダービーマッチ中心）。
上位8チームによるプレーオフがあり、準々決勝、準決勝、決勝をおこなう。
モアナ・パシフィカは主にNZでホームゲームを開催する。フィジアン・ドゥルアのホームゲームがどこでおこなわれるかは後日発表される。
豪州ラグビー協会のアンディ・マリノスCEOは、「この大会は、太平洋地域のラグビー、そして世界のラグビー界に大きな変化をもたらすものです」と話した。
同CEOは、豪州国内大会でフィジーが素晴らしいラグビーを展開するのを目の当たりにしてきた経験から、大会を盛り上げる存在になると確信している。
NZラグビー協会のクリス・レンドラムGM（プロフェッショナル・ラグビー&パフォーマンス）も、「モアナ・パシフィカとフィジアン・ドゥルアは、熱狂的な支持基盤はもちろん、膨大なエネルギー、スキル、才能を大会に加えるだろう」と話している。
2022年1月に開幕する『ジャパンラグビー リーグワン』は、上位2チームが同リーグチームとクロスボーダーマッチを戦う構想を持っている。しかし、その試合に関しては、まだ明確になっていない。
リーグワンの試合日程は9月下旬に予定されている。