静岡ブルーレヴズが8月16日、2021年度の新加入選手を発表した。国内チームから移籍するのは、リコーブラックラムズ東京を退団したWTBキーガン・ファリアと、廃部が決まったコカ・コーラレッドスパークスからFL/NO8マルジーン・イラウアの2人。
そしてトヨタ自動車ヴェルブリッツ(現トヨタヴェルブリッツ)を退団してSRブルズでプレーしていた、CTBクリントン・スワートが日本に復帰。レヴズに加わる。
インド国籍を持つキーガンは26歳。リコーで2季プレーした。昨季は全試合に先発出場し、計4トライ。開幕節のパナソニック戦と6節のNEC戦で2トライずつ挙げている。キーガンは「静岡ブルーレヴズに入団することができとても興奮しています」と喜ぶ。「新シーズンに向けて気合を入れて準備していきたいと思います!」と活躍を誓った。
マルジーン・イラウアは28歳のミスターアグレッシブ。日本代表キャップ7を持つ。
ニュージーランドのケルストンボーイズ高から帝京大へ。1年時から主軸で4年間、日本一を経験した。卒業後は東芝、清水建設、サンウルブズでもプレー。NPCカウンティーズ・マヌカウを経て、昨季コカ・コーラに加入していた。
イラウアは「このたび静岡ブルーレヴズの一員となることができ、とてもワクワクしています。トップクラスの選手とともにプレイしトップクラスのコーチから学べることを楽しみにしています。自分自身がチームにエナジーをもたらすことで、素晴らしいシーズンを送れたらと思っています!」とコメントした。
クリントン・スワートは南アフリカ出身の28歳。「私が以前日本でプレーした時から、静岡ブルーレヴズ(当時はヤマハジュビロ)は日本のラグビー界でも歴史と伝統のある強豪クラブでした」と話す。
ブルズやチーターズを経て、2018年から3季はトヨタ自動車に在籍した。
リザーブでの出場が多かったが、1年目のプレーオフ(1~8位決定トーナメント)では3試合すべてに12番でフル出場。3位決定戦はヤマハ発動機ジュビロに敗れ4位になったが、初戦のパナソニック戦ではボールキャリーだけでなく、キッカーも務めて1T2G4PGの活躍。21得点で勝利に貢献した。
当時トヨタの監督だったジェイク・ホワイトがブルズのディレクター・オブ・ラグビーに就いた後、スワートもブルズへ。そして再び日本に活躍の場を移した。「この静岡ブルーレヴズに自分が更なる価値を与えて、クラブの目標を達成できることができればと思います」とコメントした。