来年1月に開幕する「ジャパンラグビー リーグワン」へ向け、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪が南アフリカ代表SOのエルトン・ヤンチースら3選手の新入団(追加)を発表した。
ヤンチースは2019年にワールドカップ優勝を遂げた南ア代表“スプリングボックス”の一員で、現在、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとテストシリーズを戦っているスコッドにも名を連ねている。8月1日時点で39キャップを重ねており、キックを得意とする経験豊富なスタンドオフだ。
スーパーラグビーではライオンズ(南ア)の司令塔として活躍し、2017年まで同チームの指揮官だったヨハン・アッカーマン(現 ドコモヘッドコーチ)をよく知っている。かつてNTTコミュニケーションズシャイニングアークスでもプレーしたことがあり、日本ラグビーを経験していることも大きい。
ヤンチースは「NTTドコモレッドハリケーンズと契約できたことを嬉しく思います。ライオンズで指導をしてもらっていた、ヨハンとニール(ニール・デブルイン アシスタントコーチ)の下で再びプレーできることが楽しみです。トップリーグのレベルも著しく上がっており、競争が激しいリーグになっています。NTTドコモレッドハリケーンズは昨シーズンますます強力なチームとなりました。グラウンド内外に関わらず、私にできる限りチームにポジティブな影響を与え続けたいと思います。日本には常に関心がありました。日本の人々はいつも温かく私を迎え入れてくれます。南アフリカ代表の活動が終わり次第、チームに合流できることが楽しみです」とコメントした。
レッドハリケーンズはそのほか、昨シーズン宗像サニックスブルースに在籍していたCTBのトニシオ・バイフと、南ア出身のユーティリティBKであるジアニ・ロンバートを獲得している。
神戸製鋼コベルコスティーラーズでのプレー経験もある30歳のバイフは、「NTTドコモレッドハリケーンズに加入できることにとても興奮しています。昨シーズンの素晴らしい成績を超えられるように、そしてチームに新しいレガシーと歴史を残せるように頑張ります」とコメント。
ヤンチースと同じライオンズに在籍していた23歳のロンバートは、「ハードワークが根付いている環境からの移籍になるので、私が何を求められるかはわかっています。日本という国は勤勉性や規律を重んじており、特別な価値観を持っている国であることも理解しています」と述べ、レッドハリケーンズへの貢献を誓い、自身のさらなる飛躍も目指す。