2020-2021シーズンまでトップリーグ、キヤノンイーグルスに所属したホセア・サウマキがレスター・タイガース(英・プレミアシップ)と契約した。
7月30日に同クラブが発表した。2021-2022シーズンにプレーする。
サウマキはトンガ生まれの29歳。大東大、キヤノンでプレーした。
サンウルブズの一員としてスーパーラグビーの舞台でも活躍。爆発的な走りは、海外メディアに『トンガンゴジラ』と評された。
日本での生活も長く、日本代表になることを夢見ていた。
しかし、若い頃にセブンズのトンガ代表としてプレーしたことがあり、代表資格が得られないまま時が流れた。
ワールドカップでプレーするのも長く胸に抱いていた夢だから、5月にキヤノンを退団後はトンガ代表に加わった。
7月のオールブラックス戦で同代表デビュー。その後、サモアとのワールドカップ予選にも出場した。
レスターへの入団が決まり、本人は同クラブのホームページに「イギリスでプレーをしたいと思っていたので、その機会を得られ、夢のようです」とコメントを寄せている。
「レスター・タイガースには多くのファンがいて、チームや選手たちを心から応援してくれています。ボールを手に、エネルギーを持ってプレーしたい。クラブのためにトライをしたい」
クラブの指揮を執るのは、エディー・ジョーンズ監督とともに日本代表、イングランド代表を指導したスティーブ・ボーズウィック監督だ。
同監督は「彼は私との会話の中で、『レスター・タイガースが積み上げているものの一部になりたい』と言ってくれた。その意欲に感銘を受けました。クラブに迎えることを楽しみにしています」と話している。