東京オリンピックのラグビー競技、男子最終日は日韓で11位を争うこととなった。
両国にゆかりがある韓国の関係者に話を聞いた。
大韓ラグビー協会会長で在日3世の崔潤(チェ・ユン)氏。東京オリンピック韓国選手団の副団長で、各競技会場を周り選手たちを応援する日々だ。ラグビーは東京スタジアムで観戦。
「明日(28日)の試合は韓国ラグビーにとっても大切。心を入替えて向かって欲しい」と選手に話したという。自身、名古屋高校でラグビー人生をスタートした。
韓国ではこれまで、ラグビーは不人気競技だった。その現状を変えようとしている。
元クボタスピアーズSHの李明根(イ・ミョングン)氏は、現在は延世大でコーチを務めている。「セブンズ代表に2人教え子がいます。日韓戦があるとは思っていませんでしたが」。張容興(チャン・ヨンフン)と李ジョンミンを延世大で指導した。
代表コーチの梁永勲(ヤン・ヨンフン)氏とは7人制、15人制代表でSHを争った仲。「ヨンフンから先輩、…と話が来てます」という(内容は秘密)。
韓国に現在帰国中の具東春(グ・トンチュン)さんには子どもから連絡が来た。「お父さん、日韓戦です」。連絡したのは日本代表PRである息子、智元氏。
具さんも韓国セブンズ代表として香港セブンズに出場し、「1980年代後半にフィジーに勝ったことがあります」という。「当時の代表は、私は違うけど100メートル10秒台の選手がいた」。一方で、日韓ラグビーの現状を知るホンダヒートFWコーチとして、「日韓戦になるとは思わなかった」というのは正直なところだ。
皆さん、7月28日の日韓戦は、ラガーマンとしての対戦を希望している。