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【東京五輪/ラグビー】2戦目は大敗。日本、イギリスに0-34

2021.07.26

イギリスは5トライを奪い、日本に攻撃の時間を与えなかった。(Photo/ Getty Images)



 初戦でフィジーに惜敗した日本が、敗戦から7時間後のイギリス戦では大敗してしまった。

 7月26日から始まった東京五輪のラグビー競技。午前9時からの開幕戦でフィジーに19-24と敗れた日本は、午後4時30分に始まったイギリス(GB)戦に0-34と無得点で大敗した。

 またもや立ち上がりに失点してしまった。
 相手の蹴ったキックオフボールを確保できず攻め込まれる。左右に大きくボールを動かされた末に防御のギャップを突かれ、最後はダン・ビビーがインゴールに入った(0-5)。

 その後、ハーフタイムまでに2トライを追加された。
 リスタートのキックオフでまたもボールを奪われると、防御にまわってブレイクダウンで反則を取られる。速攻を仕掛けられ、トム・ミッチェル主将に左スミに入られた(0-10)。

 前半終了間際、ハリー・グラヴァーに奪われたトライは反則を重ねた末のものだった(ビビーのゴールも決まる)。
 0-17でハーフタイムに入った。

 その後も、いいところがなかった。
 流れをつかみたい後半最初のキックオフでも相手にボールを与え、その後の反則から攻められる。ノールックパスから右サイドをベン・ハリスに走り切られた(0-22)。

 直後、リスタートのキックオフボールはなんとかキープした。
 しかし、松井千士主将が仕掛けた後に後方に放ったパスを奪われる。イーサン・ワデルトンがチーム5つ目のトライを奪った(0-27)。

 イギリスは5分過ぎにもスクラムからのアタックでアレックス・デーヴィスがトライを奪い、ビビーのゴールでファイナルスコアを0-34とした。

 フィジー戦でボールを持てば得点できる感覚をつかんだ日本だったが、試合序盤のキックオフボールを取れず、失点を重ねて流れを失った。
 ディフェンスでボールを取り返すこともできず、とにかくアタックの時間が少なかった。

 フィジー戦後、松井主将は「惜しいだけで終わってしまった、勝ち切りたかった」と話し、キックオフの修正を口にした。
 しかし、自分たちの時間をほとんど作れなかった。

 初日を終えた時点で、日本はプールBの4位(最下位)となった。
 2日目初戦のカナダ戦に大差で勝ってプールBの3位となり(現在3位のカナダとは勝ち点2同士で得失点差は1点差)、他プールの3位国同士の中で上位2位までに入らないと準々決勝には進めない。
 メダル獲得の道はまだ残されているが、苦しくなった。

◆イギリス(GB)戦 男子日本代表登録メンバー
【先発】

1 セル ジョセ
2 トゥキリ ロテ
3 ボーク コリン雷神
5 副島亀里ララボウラティアナラ
6 彦坂匡克
8 松井千士(主将)
9 加納遼大

【リザーブ】
4 羽野一志
7 ヘンリー ブラッキン
10 藤田慶和
11 石田吉平
12 本村直樹

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