爆発的な走りを見せるランナーが埼玉パナソニックワイルドナイツに加わる。
現役オーストラリア代表のマリカ・コロインベテ(WTB)の加入が7月23日に発表された。
コロインベテはフィジー生まれの28歳。もともとラグビー・リーグで活躍しており、同フィジー代表の経験もある。
ラグビー・ユニオンに転向し、2017年から今年7月のフランス代表戦までに積み上げたオーストラリア代表キャップは37。通算14トライをマークし、2019年のワールドカップにも出場した。
3試合を戦った先のフランスとのテストシリーズにも出場。第3テストでは好タックルが相手頭部へ衝撃を与えたとしてレッドカード(退場)を受けた。
しかし試合後の検証により、判定は間違っていたとされる。そのタックルは肩と肩がぶつかった後、偶発的に起きたものとされた。
スピードを落とすことなく、ランコースを変えながらトライラインに向かう姿に迫力があるコロインベテ。新しく開幕する「リーグワン」での活躍がいまから楽しみだ。
入団にあたり本人は、「成長を続ける日本のラグビーにとても関心があり、ラグビーワールドカップ 2019 では、日本での時間をとても楽しめました」と話している。
「偉大な成功をおさめているクラブに入団すること、そしてパナソニックがこれからも優勝のタイトルを獲得し続けるためにハードワークすることを楽しみにしています。またロビー・ディーンズ監督のコーチングについては、これまで素晴らしい話をたくさん聞いてきましたし、これまでに彼と交わした会話はどれも素晴らしいものでした。ロビー監督、コーチングスタッフ、チームメイトとハードな練習に取り組み、日本のファンの皆さんが席から飛び上がるほど喜んでもらうことを今から待ち遠しく思います」
おそらく今後もオーストラリア代表に選ばれるであろうコロインベテは、11月の欧州遠征も含め、2021年シーズンの同代表での活動をすべて終えた後、12月頃の来日が見込まれる。