変革期にある宗像サニックスブルースが7月5日、新しいシーズンへ向けての新体制を発表した。
7月の自主トレ期間を経て、8月から全体練習が始まる予定だ。
宗政寛代表、新任の渡邊敏行部長のもと、チームは松園正隆監督、ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ体制で再浮上を目指す。
ブルースOBでBK出身の古賀龍二氏、堀田雄三氏がアシスタントコーチを務め、2人のFWコーチ、杉浦敬宏コーチ、濱里祐介コーチがそれぞれスクラム、ラインアウトを担当する。
アダム・キーンS&Cコーチ、中村彰アナリストは留任。変わらずチームを支えていく。
松園正隆新監督は、「選手として21年携わったチームの監督という重責を任せていただくことになり、とても感謝していますし、身が引き締まる思いです。これまで以上に、ブルースを応援していただいている皆様に誇りをもっていただけるチームにしていきます」とコメントを出した。
6月28日には13人の退団が発表され、薄くなった選手層を心配する声がファンの間からあがっていた。特に中心選手がチームを離れたFWの強化は必須だ。
新体制が発表されると同時に、加入選手(9人)の発表もあった。
廃部となったコカ・コーラレッドスパークスからPR猿渡康雄(30歳/帝京大)、PR長谷川寛太(25歳/帝京大)、LO野田響(23歳/帝京大)、SH三股久典(25歳/明大)、CTB岩下丈一郎(24歳/関東学院大)、CTB/WTB石垣航平(27歳/帝京大)、WTB/FB八文字雅和(27歳/流通経済大)の7人が、ジャージーの色を赤から青に変える決断をした。
2016年までブルースに在籍していたHO/PR高島卓久馬(33歳/日体大)が復帰し、JR九州サンダースからFL殿元政仁(24歳/専大)も加わる。
野田は今年4月に帝京大からコカ・コーラに加わったもののチームが廃部となり、プレーの場を失っていた。
あらためて活躍の場を得た。ブルースに勢いを与える存在になりそうだ。