ニュージーランドには、才能の流失と嘆く人も多くいるだろう。
スーパーラグビー、チーフスのバックローとして活躍するラクラン・ボーシェーが2022年1月に開幕する日本の新リーグでプレーする。
6月28日、パナソニック ワイルドナイツが発表した。
ボーシェーはオールブラックスにはなっていないが、将来を嘱望されてきた26歳だ。
191センチ、104キロのサイズでオープンサイドFLとして活躍する。2020年シーズンはチーフスのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出される働きぶりで、オールブラックスの選考を兼ねた北島×南島の候補にも入った。
しかし、試合への出場はならなかった。
ブレイクダウンの達人で、リンクプレーのうまいボーシェー。2019年のワールドカップでイングランドに敗れたオールブラックスは、パワフルな3列を求めているようだ。
そんな選考基準から漆黒のジャージーに届かぬボーシェーに対しては、現地でも同情する声が多い。
2016年のデビュー以来、チーフスでのスーパーラグビーキャップは60に到達。現地メディアはパナソニックとの契約は2年と伝えている。
NZの国内州対抗選手権をタラナキの一員として戦い、11月に来日予定とも報じられた。
パナソニックはボーシェーの他に、ハリケーンズでスーパーラグビー50キャップ超の経験を持つCTB/WTBのヴィンス・アソが加わることも発表した。
宗像サニックスに2年在籍し(その前はコカ・コーラ)、ハリケーンズとサンウルブズで50超のスーパーラグビーキャップを持つマーク・アボットもワイルドナイツの一員となる。