ラグビーリパブリック

姫野も奮闘でハイランダーズ首位に浮上! 決勝進出は2チームの結果待ち

2021.06.11

ブランビーズ戦でアーロン・スミスのサポートにつく姫野和樹(Photo: Getty Images)


 日本代表の姫野和樹が所属するハイランダーズ(ニュージーランド)が、「スーパーラグビー トランス・タスマン」のプレーオフ決勝進出へ向け大きな勝利をつかんだ。
 ハイランダーズは6月11日にレギュラーシーズン最終節を迎え、オーストラリアのGIO​スタジアム・キャンベラでブランビーズと対戦し、33-12で快勝。5勝0敗となり、相手より3トライ以上多くトライを挙げたためボーナスポイントも獲得し、総勝点を23に伸ばして暫定首位に浮上した。

 姫野はNO8で先発し、後半32分までプレー。9回の力強いボールキャリーでディフェンスを破ったシーンもあり、守りは堅く、後半にはブレイクダウンでターンオーバーを決めてチームを活気づけた。そして、姫野を含めたハイランダーズのFWはセットピースも安定していて、勝因のひとつとなった。

 ニュージーランドとオーストラリアの計10チームが参加し、異国のチームと対戦してリーグの順位を競うこの大会は、上位2チームがプレーオフ決勝に進むことになっており、11日終了時点で、1位はハイランダーズ(総勝点23)、2位は4勝1敗(総勝点21)で戦いを終えたハリケーンズとなっている。ニュージーランド勢が上位を占め、4勝0敗で3位のブルーズ(総勝点19)と4位のクルセイダーズ(総勝点18)は12日に試合をおこなう。
 ホームに今大会未勝利のフォースを迎えるブルーズは勝って1位通過する可能性が高いと予想されている一方、2冠を狙うニュージーランド王者のクルセイダーズは敵地で戦うことになっており、相手が4連敗中のレベルズとはいえ、トライを量産してのボーナスポイントが必要で、ハイランダーズを上回るには33点差以上で勝たなければならない。

Exit mobile version