リコーブラックラムズは5月21日、2013年度から8シーズン監督を務めてきた神鳥裕之氏(46歳)が退団すると発表した。神鳥監督とともにチームを強化してきたダミアン・ヒル ヘッドコーチ、リッキー・ダミゲン スキル&デベロップメントコーチもブラックラムズを去る。
神鳥氏は、母校・明治大学のラグビー部監督に就任すると見られている。
選手時代にフランカー、ナンバー8だった神鳥氏は、1997年にリコー入社。2006年に引退したあと、リコーブラックラムズの採用担当やチームマネージャーを経て、2013年から監督を務めていた。2016-17シーズンにはトップリーグにおけるチーム最高成績となる6位に導く。その後もベスト8以上をキープし、トップリーグ2021でも8強入りしたが、チーム内に新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数出たため準々決勝を戦うことができず、シーズンを終えていた。
神鳥監督はリコーブラックラムズの公式サイトで、シーズン終了後のあいさつとして、「若い選手達の台頭により競争力も増し、チームとして着実に成長したシーズンでもありました。戦いぶりにおいても、どんな状況でも全力を尽くして最後まで諦めない姿勢を貫き続けてくれた選手達を誇りに思っています」とコメントしている。