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元豪代表指揮官の名将チェイカがNECに加入! ディレクター・オブ・ラグビー就任で改革へ

2021.05.20

2019ワールドカップ日本大会でオーストラリア代表を指揮したマイケル・チェイカ氏(撮影:松本かおり)


 NECグリーンロケッツは5月20日、元オーストラリア代表ヘッドコーチで、2015年のワールドラグビー年間最優秀コーチであるマイケル・チェイカ氏(54歳)がグリーンロケッツのディレクター・オブ・ラグビーに就任したと発表した。

 チェイカ氏は、2008-09シーズンにレンスター(アイルランド)をヨーロッパ王者に導き、2014年にはワラターズ(オーストラリア)を率いて南半球のスーパーラグビーを初制覇、その後はオーストラリア代表の指揮官となって2015年のワールドカップで準優勝するなど、世界的名将のひとりと呼ばれている。2019年のワールドカップ日本大会(準々決勝敗退)後にオーストラリア代表ヘッドコーチを退任したが、彼の手腕は他チームから求められ、2020年にはアルゼンチン代表のアドバイザーを務めて同代表史上初のオールブラックス(ニュージーランド代表)撃破に貢献し、現在は2021ラグビーリーグワールドカップ(10月23日~11月27日開催)を控える13人制レバノン代表のヘッドコーチとして活動している。

 NECグリーンロケッツは、今季トップリーグのホワイトカンファレンスで7戦全敗し、プレーオフトーナメントでトップチャレンジリーグ(下部リーグ)の豊田自動織機シャトルズに勝ったものの2回戦敗退に終わり、来年スタート予定の新リーグに向けて大きな改革を実施しようとしている。そのなかで、まずはチームビジョン、コンセプトなどを再構築し、一からチームビルディングをおこなうにあたり、実績豊富なディレクター・オブ・ラグビーをトップにNECグリーンロケッツの変わらぬ戦い方を創り上げていくことが長期的な視点においても必要であると判断し、チェイカ氏が就任することになったという。

 チェイカ氏は、「新たな役割を担ってNECの一員になれることを心から嬉しく思っております。NECという会社、コーチ陣、選手たちと一緒になって、NECグリーンロケッツのDNAを取り戻し、プライドとラグビーの楽しさをNECコミュニティにもたらせるために一生懸命頑張ります。NECラグビーと日本のラグビー界の更なる発展のためにチーム、コミュニティの全員と一緒になってハードワークできることを楽しみにしています」とコメントした。

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