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クルセイダーズが5年連続優勝の偉業達成! チーフス下しスーパーラグビーNZ大会連覇

2021.05.08

チーフスとの激闘を制し、歓喜するクルセイダーズの選手たち(Photo: Getty Images)


 ニュージーランドのクライストチャーチ(オレンジセオリー・スタジアム)で5月8日、同国内大会「スーパーラグビー アオテアロア」のプレーオフ決勝がおこなわれ、クルセイダーズがチーフスに24-13で競り勝ち、連覇を達成した。スコット・ロバートソン ヘッドコーチが率いるクルセイダーズは、国際大会として実施されていたスーパーラグビー時代から数えて5年連続の優勝となった。

 クルセイダーズは前半、ニュージーランド代表でもあるWTBセヴ・リースとFBウィル・ジョーダンがトライゲッターとなり、15-10とリードして折り返した。

 後半、危険なプレーをした選手2人がイエローカードを提示され、クルセイダーズは一時13人になる苦しい時間帯があったものの、チームとして崩れることなく、優秀なキッカーであるSOリッチー・モウンガが64分(後半24分)にドロップゴールを決めて流れを引き戻し、69分にはペナルティゴール(PG)で加点した。

 15人のフルメンバーに戻ったクルセイダーズは終盤に入っても活気があり、75分にはモウンガのタックル後、CTBデイヴィッド・ハヴィリなどが集まってブレイクダウンで相手にプレッシャーをかけ、PGチャンスを獲得。モウンガが確実にショットを決め、点差を広げた。

 そして、逆転への執念を見せるチーフスに対し、クルセイダーズは守りでもエナジーを爆発させ、満員のスタジアムで、大勢のファンとともに歓喜となった。

優勝後の恒例となったロバートソンHCのダンスを楽しむクルセイダーズの選手やファンたち(Photo: Getty Images)

 5月14日からはオーストラリア勢と戦う「スーパーラグビー トランス・タスマン」がおこなわれることになっており、クルセイダーズは2冠を狙う。

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